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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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書名:ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師
著者:大棟 耕介
出版社: サンクチュアリ出版 (2007/2/8)
ISBN-10: 486113904X
出版社/著者からの内容紹介
 よく、子どもたちに笑われます。
 よく、子どもたちにしかられます。
 それがぼくの仕事です。
 「すべての子どもに笑いを」という想いを胸に、病院をまわり、
 闘病中の子どもたちを笑いで元気づける、ある道化師の心温まるエピソード。
 彼の一流のパフォーマンスによって、失語症の子どもが口を開き、
 寝たきりの子がはしゃぎ回り、表情のない子どもが笑顔を取り戻した。
 患者の人間性よりも治療を重視しがちな病院。その片隅で、つかの間の
 "笑い"が患者たちにやさしい風を起こしていく。
 道化師と小児患者が生んだ、愛と涙の感動実話。

豊富なカラー写真を含んだホスピタルクラウンのドキュメンタリーともいうべき
内容。小児病棟いってボランティアするのは半端な覚悟じゃできないですよねえ。
あっという間に読めて、自分も道化師をやってみたくなる本。

65ページ。
「道化師のジャグリングと、曲芸師のジャグリングは違う。曲芸師が芸を披露する
と、お客さんから「すごい」って拍手がもらえる。ぼくたち道化師にとって、芸は
お客さんと近づく手段でしかない」
この観点は大切にしたい。
おばあちゃん道化師とコンビを組んで米国のホスピスを訪れた時の話。112ページ。
「それでも死を間近にした、肌の色も言葉も違う、体の大きな患者に対してぼくは
一歩も近づくことができなかった。わけもなくこわかった。相手を笑わせるどころか、
ぼく自身が笑えなくなっていた。」
痴呆の方々と応対することが多い私にも、この状況はとてもよくわかる気がする。
私の場合は、皆さんに*今*を楽しく暮らしていただければ、とりあえずは
それで十分。



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書名:海外公演事始
著者:倉田善弘
出版社:東京書籍 (1994/11)
ISBN-10: 4487722373
目次:
  序章 明治の海外公演
  第1章 軽業師の海外雄飛
  第2章 洋行した烏森芸者
  第3章 ふたつの演劇団
  終章 海外公演一覧
内容(「MARC」データベースより)
初の海外渡航者の軽業師、万博に出場した芸者たち等、海外へ出掛けた芸能関係者の動きを追跡し彼らが日本へ何を持ち帰ったのかを探る。欧米の日本人観のルーツや国際化を急務とする日本側の思惑を描く。

パスポート・ビザ申請などの公的記録や新聞記事など膨大な資料を基に、幕末から
明治に海外進出した日本人の実情に迫っている。文書を丹念にさぐったアプローチ
が素晴らしい。記事や申請書類の名前がつき合わされていくところは、ミステリー
を解いているようにも思える。
曲芸では、足芸、曲独楽、胡蝶の舞、鞠と撥、が外国人に新鮮に思えたらしい。
太神楽関連では栗田勝之進と鏡味仙太郎のふたりの名前が出てくる。
明治18年4月6日ボストン発の通信文では、栗田勝之進が鞠と撥で出演したことを
報じている。103ページ。
「同人は立派な当国の婦人を妻に娶り夫婦にて舞台に出で、同人は鼓槌(ばち)を
投げくれは細君之れを受け取り、丁度我か太神楽にて親方に頭をコツコツ名倉縷々
小僧のすることをなし居れとも、夫婦とも評判よく、立派な我か堂々たる顕官と
等しき生計を営みいる由」
夫婦でコントをいれながらパッシングを行ったということだろうか。
勝之進はオーストラリアのAnnie Henning と結婚したいと願い出た文書が残って
いるそうだ。国際結婚での撥のパッシングはさぞかし見ものだったろう。
仙太郎が明治34年報知新聞「太神楽の洋行談」として連載したものが、
「仙太郎の聞き書」として載っていた。ロンドンの劇場で圧倒されたこと、
レットオーライという名の綱渡りがいたことなどが書かれている。
ロンドンの劇場は当時は凄かったのだと思うが。。いまは古色蒼然ですな。
この洋行談は全部通して読んでみたいものだ。
国立国会図書館にはあるようなので機会があったら参照してみようと思う。
http://opac.ndl.go.jp/Process?MODE_10100001=ON&SEARCH_WINDOW_INFO=01&THN=23&INDEX_POSITION=13&DB_HEAD=01&SORT_ORDER=01&SHRS=RUSR&QUERY_FILE=8061459414_651185&TA_LIBRARY_DRP=99&DS=0&CID=000007563463&SS=03&SSI=2&SHN=23&SIP=14&LS=8061459414


後書きから参照した資料と所蔵機関名を記しておく。
色々なデータを調べる場所がわかってうれしい。

外務省外交史料館:
海外行人名表、航海人名細鑑、海外旅券下付表、海外行免状書類、邦人被傭雑件、海外渡航関係雑件、内外人民結婚雑件、巴里博覧会ニ本邦芸妓ノ渡航方奥宮健之及仏人「ロバート、ミッショ」等ニ於テ計画1件

東京都公文書館:
明治5年官省進達往復留、壬申記事類簒、庶政要録海外行ノ部、海外旅券下付人名簿、海外旅券願人名簿

国立国会図書館:
市中取締書留、海外行人名調、グラフィック、ル・モンド・イリュストレ

神奈川県立博物館:
絵入ロンドンニュース

横浜開港資料館:
イリュストラシオン、ル・モンド・イリュストレ、ノース・チャイナ・ヘラルド、ブルーム・コレクション中の諸書

東京大学明治新聞雑誌文庫:
日本の新聞・雑誌各種、絵入ロンドンニュース

東京大学情報メディア研究資料センター:
タイムズ、ル・タン、ニューヨークタイムズ

東京大学史料編纂所:
日本関係海外史料(イギリス国所在文書)

今日は帰省。
一昨日のナランハジャグリング祭りで金色のグリッターボール
を3個購入して田舎まで持ってきた。
目的はもちろん母親に見せるため。
3時のおやつが終わった後に、3ボールの適当なパターンを
顔色伺いながらやってみた。明らかに従来のビーンバッグ
よりも視線の保持率が高い!きらきら光るだけに老眼にも
見え易いということがあるのかもしれない。
1up2upのようなシンプルなパターンの方が視線を得ている
ような気がするのだが、それはまだ仮説どまり。ひょっと
すると、ボール1個を投げては捕る、の繰り返しの方が
楽しんでもらえるかもしれない。
このグリッターボール、意外と転がりもする。ちょっと
ちいさいので扱いにくいのだけれど、コンタクト技にも
良いかもしれない。
「金の玉」なのでシモネタにも使える、というかそういう
ジョークがスタッフの方から飛んできた(^^;;)



書名:天皇陛下万歳とお笑い漫才―伝統芸能の謎を解く
著者:華房 良輔
単行本: 233ページ
出版社: 解放出版社 (2003/04)
ISBN-10: 4759251286
内容(「MARC」データベースより):
「伝統芸能」における数々の疑問を解き、定説となっている諸論に異を唱え、
著者なりの解釈を提示する。「芸能と差別」についても言及。『上方芸能』連載等
に加筆。
目次:
第1章 チャリはどこから来たのか
第2章 天皇陛下万歳と吉本の漫才と
第3章 とうとうたらりの謎
第4章 獅子舞のルーツを探る
第5章 傀儡師の源流を遡る
第6章 でんがくはうまい、田楽はおもしろい
第7章 扇に潜む差別の妖雲
第8章 芸能者はなぜ差別されたのか

”バンザイ”というのは中国の皇帝への歓声「マンセイ」(千秋万歳、長寿を祈る)
からきてたのね。本来は拝跪して言うところを動作は伝わらなかったとか。
日本ではじめてやったのは明治22年2月21日。
万歳も祝福芸としてはじまった。「千秋万歳」「万歳楽」のどちらかの
短縮形であろうとのこと。著者は千秋万歳からきたという立場をとっている。
才蔵市はなかったんじゃないかという説が出ている。小沢昭一氏が調査した
そうだ。私もこの才蔵市はどうも辻褄があわないなあと感じている。
門付け芸は多かったので、受けるためにどんどんエロが強くなっていったそうだ。
まあ今も昔も受けるネタはかわらないというところだろうか。
獅子舞のルーツをさぐるという章には、伊勢大神楽と放下芸の歴史に軽くふれた
あと、獅子舞の意味や起源をさぐっている。ひとり獅子舞はシャーマン、
朝鮮、中国の獅子舞と類似点は多いが、相違点も多いので、朝鮮から渡来した
という説には疑問を呈している。
綾採の曲では三拍子と四拍子の混合拍子(雅楽では夜多羅拍子)で人々を
トランスに導くとか。
扇には顔を隠すという役割と相手に息を吹きかけないようにするというふたつの
役割があったそうだ。
芸能の民が差別されたのは次の理由にあるらしい
・過当競争に陥って雑役にも従事することになり、生活基盤が不安定
・穢れを清めることで穢れが当人にのりうつり、当人が差別されるようになる
・農民からみるとサービス業は非生産者であり、働きもせずに遊ぶ者に反発した
・江戸時代は幕府がどこにでもはいれる芸能民にスパイの役目をさせた

芸能の民の中でも差別があったのだそうだ。猿回しはエタ非人ではないという
地位を勝ち取って他を差別した。門付芸でも門の門の外でやるか、庭先で
やるか、座敷にあがってやるか、で互いを差別した。早い時期に大道から
小屋に移動した芸ほど他を見下している。

うーん、なんというか世の中に差別の種はつきまじといいますか。。。
この本、いろんなことを書こうとして話があっちいきこっちいきする上に
記録と自分の説が入り乱れて書かれているのですごく読みにくい。
結論がどれだかわからない節もある。おもしろい話もかなり書いてあるのだが。
今日からナランハジャグリング祭り。
さっそく11時からの5ボールワークショップに参加。
5ボールのためにはまず4ボールということで、
ファウンテン、リバースファウンテン、シャワー、
ハーフシャワー、1個高く投げ上げる(7333)など。
それから片手で3つ、5ボールスタートへ。
回数を決めてそこまで確実にできるようになることがポイント。
その後は講師の中嶋社長が全員を見てちょっとずつ
クリニック。私はあーきれいですねーで終わってしまった。。。

その後適当に質問を受け付ける時間になり、私は足で蹴る方法を
教えてもらった。足の側面で蹴る場合、その側面を水平にする
必要があり、そのため体を足と反対方向に捻って水平を作り出す
のだそうだ。

今回めだったのは私よりも年配と思われる方を少なくとも
3人発見したこと。ひとりは孫に見せるためにやっているらしい。
なんかとても心強い。私もまだまだ。

12時半からはバーゲンセール、今回はなにもへんなものがなかった
ので激安アサルト1個200円也を買っただけ。


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