小手返しのコツ

今日は太神楽教室。
親方、仙若さん、仙次さんから一つ鞠のこつを教えていただいた。

・鞠の腰車（ビハインドザバック）
　　鞠を腰車するときには、投げていない方の手を肩口あたりにおき
　　むやみに振り回さない。

・手刀上での鞠のバランス
　　人によって鞠の位置は異なるが、指の付け根から第一関節あたり
　　でおいているパターンが多そう。何度もやってればそのうちできる
　　ようになる(^^;;)

・指先での鞠のバランス
　　人差指と中指を閉じる場合と広げる場合がある。閉じた方が美しい？
　　指の長さがだいぶ異なる場合は開いた方が楽かもしれない。

・片手での鞠のバウンズ
　　拳固をつくって親指と人差指側を上にして鞠を載せ、その後手を
　　開いて手の甲に鞠を載せる。手の甲はそらせる。手の甲に載せる
　　場合は人差指だけ伸ばして残りの指を曲げる形でも良い。
　　手の甲＜－＞拳固の横をゆっくり推移させる練習をする。
　　実際に演じるときはそれなりの速さで行う。

・鞠のアームロール
　　人差指を伸ばし他をまげて手の甲をそらせた形にしておいて鞠を
　　手の甲に載せる。そこから肘へと鞠を転がす。手の甲から手首を
　　すぎたあたりですぐに手の内側にもってくる。
　　肘から戻す場合も手首のちょっと手前で手の甲へ持ってくる。

熊八花見＠谷中

江戸川区から谷中まで花見の梯子。
すでにできあがっている熊八ＭＬの連中に谷中墓地で合流。
さっそく飲み始める、、飲ませた後で芸をやれですと(?_?)
気が大きくなっている私は受けてたったｗ
呑んでいる割に落とさない。そのかわりふらふらふら。
バランスしている間に私はどこにいくのでしょう、傘に聞いてくれい
と素人鰻のような状態になる。
それでも落ちなかったのは不思議だなあ。
金輪も乱回しできたし、気持ちだけの「のの字」もできた。
どこらへんが気持ちかというと小さい方の円がとてつもなく小さい。
500円玉までちゃんと回せたのが不思議。
道端でやっているもので、立ち止まる観衆多数、おひねりが
もらえるならば飲み代賄えそう。



この後飲んでだいぶ酔いが回った頃に相棒と二人で今度は
パッシング、これはさすがにぼろぼろに落とす。投げ物と
回し物の違いか？はたまた酒の入り方か？
最後にネタで鬼太郎のオヤジを回したら、意外に受けた。
これは昼にシガるさんからもらったもの、シガるさんありがとう。

中央商店会桜祭り

江戸川区の中央商店会お花見会でジャグリバのパフォーマンスに参加。
小川の上のミニステージなので、ちょっとどきどき。
全体で30分、私は相棒とパッシング、および一人で傘回しを披露。
傘はバランスと基本の鞠、枡、金輪。
パッシングはずっと練習していなかったわりにはまあまあの出来。
これから新しいトリックを追加することができるかなあ。
傘はやはり口上のほうがいまひとつ、回すことに意識が行くので
その分声が出ないOrz
パフォーマンスが終わったあとは私たちもお昼ご飯とビール♪
とてもよい陽気でした。

第何回だか忘れちゃったよ Creative stage in まめぞう

題名：「第何回だか忘れちゃったよ　Creative stage in まめぞう」
日時：２００７年３月２９日（木）　２０：００頃～２１；００頃まで
場所：中野６中体育館

まめぞうの発表会に参加した。体調不良のため20時寸前に体育館入り。
いってみてびっくり、体育館に人がいっぱい！
ちょっとだけ練習してもう発表会、ひとり１－３分の小刻みな発表で
いろんなレベル、方向性のひとがいてとても面白かった。アットホーム
な雰囲気も楽しい。
私が演じたのは傘回しのマニアックネタ。

・左右の分けまわし
・違い八艘
・金輪の片手乱回し
・500円玉回し
・一合枡の乱回し
・枡々の回しわけ
・三段回し

全然傘回し見たことがない人もいたようだからフルスペックしても
よかったかなあ。西島商店の番傘を発見。chieさんを始点として
ほんとに流行っているのね。なんとか時間をつくってこちらにも
練習しにきたい。でも木曜というのがねえ。

発表会の後は有志で反省会、濃い人ばかりでこれまた楽しい。
もう次回は？という話になっていた。次回は一つ鞠で参加できるか？
それにしてもここでも群を抜いて最年長ですか＞わたし

異国遍路旅芸人始末書

中央公論文庫の異国遍路旅芸人始末書（宮岡謙二著）を読んだ。
この本には「太神楽海を渡る」というタイトルで明治時代に欧州巡業
を行った江戸太神楽第十代親方の鏡味仙太郎氏の足取りが書かれている。
羽子板の曲における続飯付けがあまりに素晴らしくて、タネがある
マジックではないかと疑った客に鞠の譲渡を迫られた、などという
エピソードが載っている。他には鞠と撥、花籠鞠の芸で大人気だった
そうだ。この文章の中に「鞠二つ撥二つの芸」という気になる
記述があった。鞠二つ撥二つは見たことがない組合せなので、教室の
際に親方に尋ねたところやはり見たことがないとのこと。
いったいどんな芸だったのだろう。
それにしてもなんというシンクロニシティ！
親方は私のためにと鏡味仙太郎氏のパスポートのコピーを持ってきて
くださっていた。仙太郎氏について話したことなどないのに。。