初老初級ジャグラーの日記です。
ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。
技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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六本木の居酒屋でフィンランドと日本のジャグリングの状況に
ついて語る機会があった。飲みながら英語で話していると
何はなしたか全然覚えてないOrz
次はEJC2010で会いましょう。
ついて語る機会があった。飲みながら英語で話していると
何はなしたか全然覚えてないOrz
次はEJC2010で会いましょう。
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題名:元禄の幻術
日時:2009年10月26日19:00-21:05(途中休憩あり)
会場:座・高円寺2(杉並区高円寺北2-1-2)
料金:前売り指定席 4500円
座席:B7(2列目左より)
出演:藤山新太郎、藤山すみれ、藤山晃太郎、和田奈月、高橋花子、小林大朗、槙野貴行、大翔健
演奏:
三味線:杵家七三、杵家弥七佑美
筝:三代目伊藤松超、伊藤ちひろ
囃子:川島佑介、慮慶順、望月庸子、竹井誠
演出:岡本一彦
内容:(公式Webより)
日本古来のマジックである「和妻」は、文化庁長官か ら「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」
として選択されています。 藤山新太郎は、和妻の維持・継承を図るとともに、改良・復活活動を行って
参りました。 このたび、永らく途絶えていた「呑馬術(どんばじゅつ)」と「緒小桶(おごけ)の曲」を復活
いたします。 これらの手妻は元禄期以降約300年間途絶えていたものであり、数少ない当時の資料を
基にして復活を試みました。
『呑馬術』・・・文字通り生きた馬を丸々一頭呑み込んでしまいます
『緒小桶』・・・三つの空筒を改めながら様々な品物を取り出します
番組:(解説はプログラムより、一部引用、無印は藤山新太郎氏演技)
1.ギヤマンセイロ・二つ引き出し。
○口上。
2.お椀と玉
3.サムタイ
4.緒小桶(おごけ)の曲
緒小桶とは、麻糸を入れておく筒の事で、その筒を利用して手妻にしたものです。
室町時代から、江戸の元禄期まで流行っていた万倍芸ですが、それ以降は蒸籠
が取って替わり、今日では全く廃れてしまいました。1600年代半ばに活躍した
古(いにしえ)の伝内は筒の中から人形やお菓子を出し、鳥を出汁、しまいに
生きた牛をだしたそうです。今回はなるべく元禄時代に忠実に緒小桶を再現致します。
5.蒸篭の曲(藤山晃太郎)
6.呑馬術(どんばじゅつ)
奈良時代の散楽一座(奈良の国立雑技団)の演目にこれが見られます。しかし、
どうしたものかあまり大した話題にもならなかったようです。それが、元禄時代に塩売
長次郎という手妻師が現れて、たちまち日本中の話題を集めます。生きた馬を丸々
一頭呑んでしまうという、想像を絶する芸で、連日芝居小屋を満員にしました。
しかし、長次郎亡き後、これを演じる者がなく、全く絶えてしまいました。今回、300年
ぶりに藤山新太郎が復活致します。
7.紙片の曲
8.蝶のたはむれ
9.金輪の曲(藤山晃太郎)
10.水芸。(全員)
事前に電話予約して前売りを購入したらとても良い席、前に席がなく、しかも最前列
より高いのでちょうど良い感じで見ることができました。場内満員、立ち見。
舞台両サイドに邦楽の方々が座り、生演奏で和妻鑑賞というとても贅沢な環境。
冒頭はものが次々と出てくる手妻、傘が出てきたのにはびっくり。傘を持つたびに
見得を切るのが良いです。
品玉は新太郎氏と晃太郎氏の掛け合いの間もよく、楽しいうえに美しい。
最後のあんパンは美味しそう。
サムタイはきつく縛った親指の間を刀やリングを通す芸。私もリングを投げさせて
もらいましたが、いやー現象にはびっくり。
次はお待ちかねの緒小桶の曲、いろんなものが桶から出てくるというものですが、
最初は秋の味覚、次に色とりどりの布、まん幕になってその後ろから馬!これは
昔は牛が出たのだそうです。
大きな生き物でるとインパクトがかなり大きくなります。
蒸篭の曲はどうように色々なものが次々と現れます。最後は大きな布が現れて
その後ろから野点に使えるくらいの巨大な傘!そしてその傘で見得!見得切る
のっていいですよねえ。あの傘で傘回ししたら大迫力だろうと思ったのは内緒です。
そして今回最大のだしものの呑馬術、舞台の前方に行燈をともして光のブロックを
作り、奥は蝋燭による照明のみ、そして白装束に白粉という出で立ち。
薄暗がりの後方には馬が一頭。そこで腹が減ったと口上を述べ、馬を頭の方から
食らいつきます。まず頭をぐぐぐっとひっぱって伸ばし、それを口にくわえて端から
ぱくぱく。食べては伸ばし、食べては伸ばしをするうちに頭がなくなってしまいまし
た。それから前足、胴体と伸ばしては食べ、順に消えていき、最後は後足。
ぴゅーっと伸ばしては食べて伸ばしては食べて、、、と行くのがかなりいい感じで
見えるのです。ネタは「和妻のはなし」に載っているとおりのようです。馬が動いた
ら負けの幻術、かなりシビアな管理を必要とするのでしょうね。いいものをみせても
らいました。これは手妻というより見せ物的なおもしろさを感じましたよ。今でもいけ
るんじゃないでしょうか。
2部では演奏者紹介、三味線によるポニョ、尺八によるゲゲゲの鬼太郎、は学校寄
席では相当にインパクトあるでしょうね。
蝶のたわむれは何度見ても見事。客席にまで蝶が飛んでくるサービスあり。私は通
路側に座っていたので、私の頭上30cmを蝶が舞っていきました。本当に生きてい
るように見えましたよ。
金輪の曲は手妻と見立ての見事な融合。日本ならではの技でしょう。どこかに見立
ての一覧出してくれないかしらん。
フィナーレは水芸。私はこれもライブで初めてみました。手前に花が飾ってある玉座
に新太郎氏が座ると手元においてある茶碗から水が吹き出します。扇をかざすと止
まります。日本刀の刃やつるした瓢箪からもぴゅーぴゅー。噴水の上にかざした扇に
噴水が移りゆく動きはかなり美しい。噴水が扇によって運ばれていく感じです。お弟
子さんたちも両手に花を持って、交互に水を噴き出させます。
最後はもうそこいらじゅうから水が吹きあがりました。こりゃー派手です。なぜ水がでて
いるかなぞ気にする必要もありません。不思議よりも美を追求した結果なのでしょう。
おなかいっぱいになって帰路につきました。
実はこの公演で一番不思議に思ったのは客層の年齢の高さでした。このまえみた
水戸大神楽と同じくらいなのです。もっと若いマジシャンとか見にきてると思ったので
すが。。
なぜこんな珍しいものを見にこない?
今日は流山ジャグリングクラブで練習。
北海道から遊びに来られる方がいると掲示板に書かれていたのをたまたま読んだので、珍しい道具をみせてあげようと一通りの道具を担いでの流山入り。
その方は、なんとほぼ私と同年代のおじさん、しかも和芸を志されている方だったのです。
花籠鞠をお見せして、「私も欲しい」、と真剣な眼差しで言われたのは初めての経験でしたよ。
ここ1年ほどジャグ熱が抜け、籠はもっと長いこと休止状態だったのだけれど、同志がいるからには頑張らねば!と活力を分けて貰った気分。
せめてなんとか2-3分は演技ができるようにならねば。
もし花籠鞠を入手されたら、誰もやっていない花籠鞠でのパッシングを行いましょう!>同志
ほんとにたまたま行こうか、という気になり、しかもまたたまたまたま掲示板を読んだから花籠鞠を持って行ったわけで、偶然の出会いだったわけです。
北海道から遊びに来られる方がいると掲示板に書かれていたのをたまたま読んだので、珍しい道具をみせてあげようと一通りの道具を担いでの流山入り。
その方は、なんとほぼ私と同年代のおじさん、しかも和芸を志されている方だったのです。
花籠鞠をお見せして、「私も欲しい」、と真剣な眼差しで言われたのは初めての経験でしたよ。
ここ1年ほどジャグ熱が抜け、籠はもっと長いこと休止状態だったのだけれど、同志がいるからには頑張らねば!と活力を分けて貰った気分。
せめてなんとか2-3分は演技ができるようにならねば。
もし花籠鞠を入手されたら、誰もやっていない花籠鞠でのパッシングを行いましょう!>同志
ほんとにたまたま行こうか、という気になり、しかもまたたまたまたま掲示板を読んだから花籠鞠を持って行ったわけで、偶然の出会いだったわけです。
題名:水府流大神楽流派の会公演 「燈々代々」
日時:2009年10月17日18:30-20:50(途中休憩あり)
劇場:国立演場
料金:当日3000円
座席:8列21番(劇場まんなか付近で右端近く)
演出:北川央
番組:
寿獅子舞頭:翁家小楽、後:翁家和助
和洋ジャグリングショー:
ザ・ラッキー 幸治・舞・優
豊来家社中 玉之助・一輝
古典曲芸
柳貴家社中 正楽・雪之介・遊雪・正弥
漫才 あした順子・ひろし
お仲入り
口上
翁家和楽・ザ・ラッキー幸治・柳貴家正楽
茶番と曲芸
翁家社中 和楽・小楽・和助・小花
鍾馗舞
鍾馗大神:柳貴家正楽
鬼:翁家和助
情ないほぼ満員。客層の大半がお年寄り、若い人はあまり見えません。
客席では私がかなり若いほうになるでしょう。劇場ロビーには獅子頭と曲
芸の道具、それに色々な写真がかざってありました。
オープニングは寿獅子舞。私が知っている獅子舞とは逆回りなのが興味深い。
最初に御幣2本を使い、次に1本鈴に交換しました。演者が2人→1人→2人、
後半では袴をぬぐなど、筋書きや振付も江戸太神楽と似ているところもあり、
いとこくらいの間柄かなあとなんとなく感じました。眠りのところが客に
とても受けていました。
次が和洋ジャグリングショー。
まずは玉之助さんの皿回し、朱塗りの大皿を額に乗せて初日の出。
5枚まわしてホルダがついたスタンドにたて、それを持ち上げ!
舞さんはかわいい。幸治師匠と親子による組体操、咥え撥によるパッシング
をみせてくれました。
なかでも素晴らしかったのは一輝さんの咥え撥土瓶の曲!
咥え撥の上に土瓶を置いた状態ですたすた歩き回るところから始まりました。
絶頂止めで落として額から流血してしまったのですが、そこで気合いがは
いったようでものすごい技の連続。
空中で一回転を連続、そして2回転!
半回転して持ち手と土瓶の間に撥をいれて土瓶の口でさかさまに立ったと
思いきや、撥へと戻りました。ネックキャッチから元へ戻し、今度はヘッド
キャッチでストール、そこから側頭へ転がし、そこから撥へと戻りました。
何度か失敗した後に空中で一回転する間に1回転ピルエットが決まりました。
最後は土瓶が半回転して持ち手で撥の上に立ってました。
重心さえあえばバランスするというのは頭でわかっていても、目の当たりに
すると大きな驚きを感じます。良く見たアイテムにおいても、まだまだ知ら
ない世界が広がっているのだということを思い知らされました。本当に見て
いうて鳥肌たちましたよ。この土瓶だけに今回の入場料払っても全然惜しく
ありませんでしたね。
古典曲芸の冒頭は客席後方から、一行が提灯などを持って入ってきました。
五階茶碗では、江戸だと「月見の団子」と言っている技が「相生比翼の鞠」
傘の立てわけでは決めポーズは腕組、骨で立てた後は傘をはね上げて空中で
1/4回転。親指試しを「指紋試し」、月にさざ波を「朝顔の咲き分け」、
えーと茶碗は回さない?
曲芸の中に卵落としもあり、これは昭和30年ごろに導入されたのだそうです。
そして一番の見どころは出刃皿。出刃の上で皿を回しての曲芸です。
湯呑み茶碗の中に皿回しを立てて、その茶碗を下から出刃で支えると茶碗が
回り始めるのはなかなかおもしろい絵になりました。出刃2本が柄の部分に
互いにはまり込むような細工がしてあり、事実上両端に刃がついた棒として
扱っていました。組み合わせた出刃の上で皿を回しておいて、いろいろな
パターンを行います。刃先にとめる芸、刃の峰にとめる芸が一瞬で終わった
ところをみると相当に難しいのでしょう。
万燈もあり。相当に大きなこしらえものを組み立てていってバランスした
状態で手を一振りするといくつもの扇のようなものがぱっと開きました。
上に乗ってつながっていないものとしては茶碗4個が識別できましたが、
他にも?すごく大きな物で持つだけでも大変そう、派手さがかっこいい。
ゲストはあした順子ひろしの漫才。ひろし師匠は87歳、まだまだ声がでて
動けるのは素晴らしい。100歳を超えても高座で拝見したいものです。
仲入り後は番組では口上となっていましたが、和楽師匠芸歴65周年と
いうことで和楽師匠を囲んだトークショー。
順子師匠曰く「師匠がかわいくて泣かしたことある。曲芸うまいが、踊りが
下手。口説かれたこともある。私が踊り子で5人で進駐軍に営業に行ったときに
フラダンス踊ったら警官に捕まった」場内大受け。
最後に大神楽の未来について皆さんから一言。
ラッキー師匠
弟子ががんばってくれている
正楽師匠
大神楽だけに目を向けるのではなく全体の演芸のどこにいるのか目を向けてほしい
和楽師匠
親から言われていたのは稽古100回舞台1回、稽古が第一番
曲芸だけではなく、獅子舞、茶番ひとつひとつをしっかり学んでいってほしい
口上後は曲芸と茶番。和楽師匠が後期高齢者向けトーク?と共に投げ物の曲芸。
次に茶番、忠臣蔵三段目人情松の廊下、どつきコントでした。
花籠鞠は小花さん、軽々と籠を振っている姿が美しい。
鞠をあげている間に籠を半回転させてキャッチさせる技を「ひねり籠」
「弁慶はななもどり」という名前が耳に残っているのですが、いったいどんな技
だったのか思い出せません。
それから一つ鞠、ナイフのパッシングがありました。
トリは鍾馗舞。正楽師匠が、仮面と髭をつけて鍾馗さまを演じ、御幣、刀、鈴を
用いてお祓いをおこなっているかのようでした。
最後に鬼が出てきて、豆をまいて退治して御開き。
素晴らしい曲芸あり、重厚な舞あり、なかなか楽しめる舞台でありました。
とくに土瓶はまた見たいなあ。万燈欲しいです。
ところでパンフレット内北川先生の「演出にあたって」の中に、、
--ここから引用--
しかし、近年の研究の進展により、水戸大神楽は伊勢・尾張双方の
大神楽とはその流れを全く異にし、摂津・西宮神社の戎信仰の普及
に携わる大神楽であったことが明らかとなった。
--ここまで
これはびっくりです!きっと論文を読みたい!!