初老初級ジャグラーの日記です。
ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。
技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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題名:OVO
日時:2010年6月4日16:00-18:30(途中休憩あり)
劇場:Randall's Island Park(NY)
料金:Premium 130USD+手数料13USD
座席:Section 102, Row D, Seat 1(正面4列目センター通路脇)
クリエイター:
Guy Laliberté :Founder
Gilles Ste-Croix :Artistic Guide
Deborah Colker :Writer, Director and Choreographer
Chantal Tremblay: Creation Director
Gringo Cardia: Set and Props Designer
Liz Vandal: Costume Designer
Fred Gérard: Rigging and Acrobatic Equipment Designer
Berna Ceppas: Composer and Musical Director
Eric Champoux: Lighting Designer
Jonathan Deans: Sound Designer
Philippe Aubertin: Acrobatic performance Designer
Julie Bégin: Makeup Designer
内容:
OVO は、さながらカラフルな生態系の饗宴のようです。そこでは生命がみちあふれ、昆虫が
ノンストップの激しいエネルギーと動きで、働き、食べ、這いずり回り、ひらひら飛び回り、
遊び、戦い、愛を求めます。 昆虫の巣は、騒がしい動きと穏やかな感情に満ちた生物の多様
性と美の世界です。
中央にミステリアスな卵が出現すると、昆虫は畏敬の念を抱き、謎と生命のサイクルを象徴
するこの物体に興味津々です。
ぶかっこうでよじれた姿のある昆虫がこのざわざわしたコミュニティにたどり着いて、すてき
なテントウムシに目を奪われるや、互いに一目ぼれしてしまいます。
OVO にはたくさんの対比が出てきます。 私たちの足元の隠された秘密の世界は、穏やかで強
烈、さわがしくて静か、平和で混沌とした世界として表現されます。 そして、新しい希望の
朝に太陽が昇ると、昆虫の生活の躍動する周期が新たに始まります。
OVO is a headlong rush into a colourful ecosystem teeming with life, where insects
work, eat, crawl, flutter, play, fight and look for love in a non-stop riot of energy
and movement. The insects' home is a world of biodiversity and beauty filled with
noisy action and moments of quiet emotion.
When a mysterious egg appears in their midst, the insects are awestruck and intensely
curious about this iconic object that represents the enigma and cycles of their lives.
It’s love at first sight when a gawky, quirky insect arrives in this bustling community
and a fabulous ladybug catches his eye ? and the feeling is mutual.
OVO is overflowing with contrasts. The hidden, secret world at our feet is revealed as
tender and torrid, noisy and quiet, peaceful and chaotic. And as the sun rises on a
bright new day the vibrant cycle of insect life begins anew.
Act
Acrosport 組体操
Combining elements of dance, acrobatics, athleticism and sheer agility, five yellow and-red
fleas fling themselves through the air and come together in graceful, perfectly balanced sculptural
formations.
Ants (foot juggling and Icarian games) 足芸
The hardest working insects in the community are the bright red Ants. As soon as they’re awake
they spend their day gathering food: On the menu today – kiwis and corn. But it’s not all work.
They play with their food, too – with their feet – in an astonishing display of precision juggling
that climaxes with ants juggling ants.
Creatura 蛇腹男
Part Slinky, part insect, the Creatura dances to a tune that is all his own. He’s a bendy, twisty
knot of stretchy limbs in constant motion.
Diabolos
In a mix of high-speed diabolo and seemingly impossible juggling a firefly sends one, two, three
and finally an astonishing four spinning spools arcing very high in the Grand Chapiteau and back
to earth in perfect coordination.
Flying Act 空中ブランコ
In a stunning aerial act, a group of scarabs soar high above the stage, from both edges to the
middle landing on a platform. This breathtaking act combines many circus disciplines: banquine,
Russian swing and swinging chair.
Orvalho (hand balancing) ハンドバランス、冒頭演技
A Dragonfly performs a graceful balancing act in and out of the slender stalks and twisting tendrils
of an elegant plant. It takes extraordinary control and strength to transfer his weight from one
hand to the other as he maintains equilibrium upside down on top of the foliage.
Butterflies (Spanish Web duo)
Combining hand-to-hand, ballet, contortion and an aerial flying act, this pair of Butterflies
performs a pas de deux on a rope that allows them to swoop and land, leap and fly in perfect
unison.
Slackwire 綱渡り
In a tour-de-force performance a spider defies gravity and physics in a succession of seemingly
impossible feats of strength and balance as he traverses a wire that appears to give him no
support. At one point he hangs at a 45-degree angle over the ground, some 15 feet below,
and he tops that with an upside-down unicycle act. And the wire is in almost-constant motion
up and down, adding to the degree of difficulty.
Wall 壁走り
This act features some 20 artists running, jumping, and walking across – and straight up – an
8m vertical wall without artificial support. Power track and trampolines give them the speed,
lift and momentum to take flight. Their athletic ability, physical strength and team coordination
take care of the rest.
装置:
The Wall measures 60ft wide by 20ft tall. It is supported only on the sides to allow a floor with
built-in trampolines to slide in and out like an enormous drawer.
The larger of the two skins covering the world of OVO measures 75ft wide by 50ft tall.
Three long poles weighing 80lb evoke dandelion stalks. Their spines allow artists to climb them
like ladders.
The waterfall uses dry ice to recreate water and the morning dew.
The egg, which is inflatable, measures 28ft wide by 22ft tall.
会場までバスで移動、X80のバスですが、5.5USDのところメトロとの乗り継ぎ(ただしアンリミットのぞく)
だと3。5になるそうです。私は8USDのメトロカードを買って125丁目までの往復+X80に使いました。
これでもお釣りがでるのよね。いつからバスが運行になるかWebに書いてなかったので、開演2時間前
に125丁目のバス停に到着。すでに一人待ってました。15分過ぎから客が待ちはじめて、バスがきた
のが45分(^^;)それで支払いがメトロカードしかだめなはずなのに、乗客の支払いがもたついて満員
でもないのに全員が乗るのに15分かかりました(^^;)
会場前のバス停はいつもの場所(でもかなり遠い)より一段と遠くなってお散歩でもしろといわんばかり
の距離。でも周りになにもないのですぐ近くに見えるのです。
到着初日の夕方ということで、ひょっとしたら間に合わないかも、でも満員だと悔しい、ということで一番
やすいカテゴリのチケットを買っておきました。そしてBOXOFFICEへダッシュ、現在いくつかのシルク
ドソレイユ公演では、無料のCirque Clubに加入していると、当日空きがあれば、同じカテゴリでより
良い席へ、差額を払えばより上のカテゴリの席へとかえてくれるサービスを行っているのです。
残念ながら同一カテゴリでは良い席はなし。一番高い席で4列目どセンターというのがあったので
きめました。 差額を払う形ではなく、この場でフルに払い、前のチケットはリファンド(ただし購入手数
料のぞく)という形になるのだそうです。
ショップではAMEXを使うと5ドル引き(ただし10ドル以上)というのをやっていて、パンフレットが8ドルで
買えました。13→8だとお買い得感あり。
さて、4列目にすわると舞台の床が私の腰あたりになっていい感じです。場内ほぼ満員。一番安い
カテゴリ席までうまったのみるのは初めて。
舞台の前方には小さく白く光る卵、後方には巨大な卵が鎮座しています。防虫服をきた薄茶のキャスト
たちが開演前に現れました。歌舞伎の黒子が使うようなチョウチョ、虫取り網とか、昆虫図鑑とか手に
もって客をいじってます。
左右の後方にバンド、中央後方は素穴のようなデザイン。その中でもこそこそ演技が行われるのです。
舞台全体から目がはなせません。でに横からはみえないだろうねえ。
後ほど舞台の端上方で、巨大なつぼみがひらくのですが、開くだけ??
最初に舞台に上がったのはバッタ人間でした。赤い姿はなに?
最初は虫ダンスからはじまりました。被り物ミュージカルだw
最初はポールの周りを螺旋を描いて降りるパイプをすべったりたったり、バランスしたり、てっぺんで
ハンドバランス、全体としてハンドバランスの一種になるのでしょうが、道具をかえると見え方がかわ
るんですよねえ。ところでその脇で地味にコンタクトをしていたようなのはなに?
フットジャグリングはすごい!最初はキウイの輪切りを足で蹴るのです。6人が並んで音ピタで
合わせ技。で、足に載せていたかと思うと、そのままの状態で逆立ちへ!逆立ち状態でも蹴る!
今度はトウモロコシを蹴る、人の足の上に人の背中がのっかり、その上でフットジャグ。
上の人がぽーんと蹴って、上の人が飛び降りると、下の人が足でトウモロコシをキャッチ!
次は円盤を回します。上の人が円盤を蹴りあげたかと思うと上の人が1回転スピン。前の状態に
もどったらその上にぴたりと円盤が落ちてきて足でキャッチ!お次は2回転スピン!!
3組が横にならんで、円盤をけりあがたかとおもうと今度は人が隣に飛び移って落ちてくる円盤を
足でキャッチ。しかもとび移る段階でスピンしてます。はしっこのひとははみだすのです。
回す物や回し方はさほどバリエーションがないのですが、大人数、体術、音ぴたでこれだけのために
金払ってもいいかんじ。でもここは突然チャイニーズなんですね。
お次は、ティッシュー、蓑虫さん?ティッシューから脱皮して抜け出してきます。
4本のゴムのロープで2人ブランコ。
ディアボロは4つまで、、でももっとも大きな歓声があがったのは2つのハイトス、テントの天井付近まで
いきましたよ。
空中ブランコは、真ん中に透明な中継台?があるパターンで、透明な四角台の上に3ー4人が登り
二人の男が手を組んだ上に人が立ち、そこで人を左右両端にいるキャッチャーまで投げる!
芸をより大きく見せる工夫?
空中ブランコを片づけると、幕間に今度は蜘蛛の巣のようなロープが舞台の端から外側にむかって
はられました。スパイダーマンが出てきてもおかしくない風情です。(これでSpiderman the Musical
をやってくれないかなーとは思った)
さて2幕ではなにが?と思っていたら、その蜘蛛の巣の真ん中で軟体。えっとこのロープは雰囲気
だけなの?軟体がおわるとするするとロープお片付け。
そして次は組体操。まあこれはよくある形。
この公演で2番目に拍手が多かったのは次の緩いロープの上の綱渡りでした。この演目は
中国雑技でときどきみられるものです。しかしシルクドソレイユはその綱自体が上下するところが違う。
決めのポーズになったところでうーんと上にあがるとそれだけで見栄えアップ!
綱の上のでんぐりがえし、へんな器具を使って綱の上で逆立ち。とどめは綱の上を一輪車を逆立ち
しながら漕いでいくというものでした
客いじりは、恋人さがし、のりの良いおねえさんはキャストに指示されるまえに投げキッスw
つるつるのおにいさんを最後につかまえていろいろやらせたあげく、頭をさしてOVO!
トリはフリークライミング+トランポリンによる、ダンス、群舞、組体操、壁走りでした。舞台の後ろ全面
がフリークライミングの壁となり、その下にトランポリンがあるのです。誰がフリークライミングの足場の
上で群舞しようなんておもったんでしょうねえ。発想に脱帽。
トランポリンは壁の直下に細長く設置された以外に壁の中央から舞台前面に向かって設置されており、
走ってきてのジャンプが舞台正面に向かって行われました。これは絶対正面でみるべし、ですね。
私は真正面に座っていたので、私に向かって走ってくる感じでしたよ。席替えをして大正解でした。
壁走りもななめだったり、何人もが揃えて走ったりと豪華。一ヶ月前にマッスルミュージカルでも類似のパ
フォーマンスをみたのですが、全然違う種類のものに見えてしまうのはまずは人海戦術のところで
しょうか。
この番組が終わったとたん、拍手がなりやまず一時ショーストップ。いままでみたシルクドソレイユの
客の中で一番熱かったかもしれません。
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題名:Hop Step Passage 2010
日時:2010年5月22日13:00-13:55, 17:00-17:55
劇場:調布市グリーンホール小ホール
料金:無料
座席:後方
内容:
今年のステージのテーマは「絵画」
舞台は『夜の美術館』。ただし、ここに飾られているのは少し変わった絵画です。夜には
絵の中の住人が動き出し、絵から抜け出して遊びに出かけるのです。
今日も絵を抜け出して遊びに出かけるのですが、どうやら招かざる客がやってきたようです・・・。
テーマあり。
最初は額縁の中にあたかも絵になったようにキャストがはまり、前を警備員が歩いていきます。
そして絵から抜けだして物語の始まり!
最初はデビルスティックを楽器に見立てて演奏、演奏台の下からシガーボックスがでてくるの
です。音楽家らしくかなり音ぴたに気をはらっておりました。リズミカルでみていていいかんじ。
最後の大技が3回目で決まって拍手!
次はデビル、若い男性ペアの演技です。ハンドスティックの交換を含め、二人が密接に関係
する芸が多くておもしろい。
今度は絵画の場所から小さなアイテムの展示場所に。ボールとディアボロが透明ケースの中
に飾ってありました。そして男女が鬼ごっこ、女性がボールをみつけて、3個のボールを使った
スチールやトスや手渡しやら。投げないお遊戯といった風情が楽しい。次回は是非もう一個
減らしてルーチン作ってください。ひとりで3ボールもなかなかみてて楽しかった。
後半は泥棒もでてきました。警備員と泥棒のおっかけっこに絵のなかのひとがお手伝い!
最後は絵に戻ってエンド。
なかなか楽しいひとときでした。
ちょっとパフォーマンスとその間の糊付けの関係がいまひとつ弱く感じられたのは残念。
題名:第21回 恒例大演芸まつり<太神楽曲芸協会> 太神楽曲芸その妙技の数々
日時:2010年5月4日13:00-15:30(途中休憩あり)
劇場:国立演芸場
料金:事前予約特別2000円
座席:前方中央付近(全席自由)
主催:日本演芸家連合
劇団:太神楽曲芸協会
ゲスト:ロケット団(漫才)
番組:
寿獅子舞
鏡味仙三郎、叶家勝二(獅子頭)、翁家和楽、鏡味健二郎、
鏡味仙志郎、翁家勝丸、翁家和助、翁家小花
曲独楽
やなぎ南玉
茶番
翁家和楽、鏡味仙志郎 翁家和助
女性コーナー
鏡味仙花、翁家小花、鏡味初音、鏡味味千代
口上
三遊亭金馬、翁家和楽、鏡味仙三郎、叶家勝二、やなぎ南玉
ゲスト漫才
ロケット団
曲芸オールスターズ
鏡味正二郎
鏡味仙三郎社中
ボンボンブラザーズ
翁家和楽社中
祭囃子
松本源之助社中
演芸家連合による大演芸まつり、その中の太神楽曲芸協会の番組です。
獅子舞にはひょっとこ登場。丸一仙翁社中の獅子舞とあらすじはだいたい同じ
なのですが、細かな装飾が色々異なります。いつごろ分岐したのでしょう?
やなぎ南玉師匠は冒頭で曲独楽の口上を語ったのですが、どこかに文字でない
でしょうか。記憶にあるかぎりでは「そもそも神代の、、唐の国では輪鼓と呼ばれ、、、
くるくる回るは風車、、、」 地紙止め、刃わたり、風車、糸わたりをさらっと。
茶番は二人羽織、三線を弾く、饅頭を食う、たばこを吸う、いじられやくの和助さんに
後からつっこむ仙志郎さんがいい。
女性コーナー冒頭では、一つ鞠の衣紋流しを行い手先から鞠を飛ばして傘へと
つなげる合わせ技。ネタとしておもしろいと思ったのですが、客席の反応はいまひとつ。
今年国立劇場太神楽教室5期を卒業した鏡味味千代さんが初舞台!
五階茶碗に挑戦しました。なんと道具の中に咥え撥がない!楽屋に取りに行って
いる間に、小花さんがおでこに鞠を置いてその上に籠を載せる芸でつないでました。
咥え撥を持ってきた後は動じることなく見事な五階茶碗。初舞台でパニックになっても
おかしくないポカしたのに、その後は非常に落ち着いたきれいな所作でびっくりでしたよ。
とても今年卒業とは思えない落ち着きが不思議に思えて調べてみたら、味千代さんは
国立劇場太神楽教室の入学年齢の原則をのりこえてはいられていたのですね。
こういう方は応援したくなっちゃいます。これから先が楽しみです。
花籠鞠は、カラスの即跳びで上→下と下→上の両方、夫婦鞠でふたつが並んで上下。
籠の逆方向からいれるパターンでは、籠の上をとおして投げていました。たしかにこの
方がきれいだけれど難しそう。交換の鞠は勝丸さんがやられているパターンと違い、
真ん中の皿と一番下の皿で交換。
そして、太神楽カフェへようこそ、とエプロンつけて茶碗もって登場。そこで傘で
茶碗を回すのですw
口上では国立演芸場の由来、芸人たちが演芸家連合をつくり、国に国立演芸場
建設を働きかけたのだそうです。
ロケット団は初めてみました。4文字熟語、おかしな日本語、山形にはいろいろある、
CM、ヒーローインタビューなどのネタが次々と繰り出されました。おもしろいねえ。
曲芸オールスターズでは、咥え撥土瓶、撥3本、花笠交換取り。祇園鞠でくっつき
の鞠は指先で扇を持ち掌、手の甲にくっつきました。くっついている時間が長く感じ
られるきれいなフェイクです。
ボンボンブラザーズはいつものパターン、客いじりとしてはキリを咥えておいて客に
リンゴを投げてもらってキャッチ!帽子を投げてもらって頭でキャッチ!いつもながら
紙テープの芸は冴えていました。いいよねえ。
和楽社中はナイフの組み取り、3人上中下に並んでのパターン。
太神楽を見たことが無い友人を連れて行ったのですが、楽しんでもらえたようで一安心
でしたよ。
曲芸をやっている場面は全般的にせわしないのですね。もう少し時間をとって口上
もあわせてゆっくり魅せてくれると嬉しいんだけどなあ。
題名:若手演出家コンクール2008 最優秀賞受賞記念公演「オーライオーライ ~僕なら大丈夫。~」
日時:2010年3月12日20:00-21:30
劇場:下北沢「劇」小劇場
料金:前売2500円
座席:2列目センター
演出・振付:智春
作:すがの公(ハムプロジェクト)
出演:DAIKI、cheeky☆、NoB、堀口和也、森田智博、 境野智美、中川真希(劇団ドロブラ)
舞台監督:坂野早織
照明:有岡幸子
音響:小町香織
宣伝美術:松本麻実(GROSVENOR design.)
WEB製作:しゅうちょう(P-JAM STYLE株式会社)
制作:渡辺舞衣
企画・製作:奥村優子
ストーリー:
猪口乙女は緒突猛進、すぐに恋に落ち、失恋する。幼馴染の田中太郎はひそかに彼
女を愛しているが、内気な彼は言い出せないままだ。そんな事をツユとも知らぬ彼
女は、今日もまた乙女は感持ち・綾野小路信長にフラれ、太郎に泣きつきヤケ酒を
つきあわされる。とうとう彼女は公務員・片倉聡明と結婚を決めた。絶望した彼は
空港に来た。渡せなかったラブレターをキャリーバッグに詰め込んで傷心旅行に旅
立つ。謎の芸術家・神風マーリーが彼に不思議なクスリを渡す。。。
劇小劇場にきたのは何年ぶりでしょうか。客席はそこそこいっぱいになっています。
女性が多いのですが、いつもの劇場とは違う雰囲気です。いわゆる大道芸ファン?
大道と舞台のクロスオーバーはどんどん行って欲しいものです。
舞台左端にはPCとコート、棚にはリングと皿、右には椅子と箱。
全体として期待していた以上におもしろかった。元々はせりふ劇だったのを曲芸に
よる身体的表現に変えた作品なのでしょう。ラブストーリーには組体操がマッチし
ているかも。ジャグラーだけだとこうはいかない。軟体芸があるだけでだいぶ違う。
ジャグリングらしいジャグリングはオープニングのみ。リングを用いたダンスから
パッシング。リング1個のマニピュレーション的なダンスは楽しい。オープニング
以外でほとんどじゃぐらないのはよくぞ我慢したといいますか。
あの梁でブランコ(エアリアルフープ?)ができるとは思いませんでしたよ。
残りは皿を投げたり、組み体操をしたり、ジーンズのパッシング。。ジーンズで洗
濯ものの山はお金持ちの設定だとつらくないですかw 森田さんが携帯を鼻でたて
てそれから会話はすんなり。DAIKIさんが一輪車をふっているとだんだん車輪が回
るというのはおもしろい。これってコリオリ力?森田さんが頬を打たれた際に、見
事に2回転したところもきれい。
物語は、失恋した彼が不思議なクスリにより時間を巻き戻して奮闘するというリプ
レイもの。クスリを飲んだ者の希望のところまで巻き戻り再度時間が進みます。こ
の巻き戻しのマイムがきれい。一回目の巻き戻しは何か冗長な気がしたのですが、
次からはトントンと進み、彼は彼女を手に入れるというより彼女を助けるために時
間の巻き戻しをつかってしまいます。なんとなくほろ苦いそれでいてハッピーエン
ドのような渋い結末。元の台詞劇も見てみたくなりましたよ。脚本の力がかなり大
きいですね。
人と人が関係する芝居には組体操なら比較的すんなりはめ込めるのですが、トスジャ
グリングはやっぱりつらいかも。一輪車はハワイでバイクで乱入するとかもうちょっ
と使って欲しかった。
とにかくおもしろかったし、かなり興味深い組み合わせでした。クロスオーバーな
舞台をつくると大道芸ファンと演劇ファンが日頃のテリトリーを越えて見識を深め
る可能性があるので、こういう試みはとてもありがたく思います。
題名:ニクーリンサーカス
日時:2010年2月13日14:30-16:25(途中休憩あり)
劇場:東京ドームシティJCBホール
料金:S席1000円(自由席招待券・割引券で4000円引)
座席:第一バルコニー4列57番(センターブロック1・2階最後列の手前)
番組:
サーカスの世界 ~それは古い古いサーカス~
第1部
空中アクロバット
セルゲイ・ミロヤン
華麗に宙を舞う姿は、まさに美。体を空中で支えているのはストラップと演者の
力だけというスリリングさが、その美をさらに高めます。
犬のサーカス
ロシア人民芸術家 ピョートル・プラステツォフ
逆立ちやバック転などコミカルな曲芸を見せる犬たちが大活躍! たくさんのプー
ドル犬たちが繰り広げる楽しいショーを、ロシアサーカスの第1人者が披露します。
ジャグラー
エフゲニー・ピモネンコ
手から放たれたいくつもの輪が、あたかも命を吹き込まれたかのように、美しい放
物線を描きながら幻想的に奏でます。
縄跳びアクト
ロシア功労芸術家アンド
レイ・コフガル指揮
ロシアサーカスの手にかかれば大縄跳びもこんなに楽しい演目に。絶妙のコンビ
ネーションとバランスが、会場全体をにぎやかでユーモラスに盛り上げます。
バランスアクト
アンドレイ・カトコフ
ダイナミックなスピンと息をのむ繊細なバランス。人の肉体が持つ究極のしなやかさ
と力強さは、肉体表現による芸術としてのサーカスの魅力がいっぱいです。
熊のサーカス
ナターリヤ&イーゴリ・ボガチョフ
ロシアサーカスを代表する熊の曲芸。森の王者がダンスやアクロバットを行う姿は
ユーモラスでコメディアンも顔負け。愛らしい姿におもわず笑みがこぼれます。わが
子のように愛情を注ぐ調教師とイキもピッタリ!
~ 休憩 ~
第2部
空中ブランコ
アリシェール・アリーエフ指揮
日本のサーカスファンには欠かせない演目、それが空中ブランコです。フライヤー
とキャッチャーが空中で繰り広げる世界トップクラスの空中飛行は、思わず息をのむ
スリルと興奮の連続です。
アンチポード
タマーラ・プザノワ
足を使ってボールやバーを器用にコントロール。複雑な軌跡を描いて宙を舞い、ま
た足先に吸い寄せられるように戻ってくる光景は、神秘的にさえ感じます。
フェレットのサーカス
ロシア功労芸術家 アンドレイ・アベリューシキン指揮
「あのフェレットが?」 そう、これこそご自身で目撃し、体験してください。キュートで
コミカルなフェレットたちにくぎづけです。
シーソー・アクロバット
ロシア功労芸術家 アンドレイ・コフガル指揮
大型のシーソー台を使って、ウルトラC級の演技を披露するシーソー・アクロバット。
絶妙のバランスとタイミングが可能にする超絶アクロバットは、高さ・スピード感・シャー
プな動きとコンビネーションで魅せるサーカスの醍醐味そのものです。
--------
会期末ということで満員なのでしょう。次回はもうちょっと早くこよう(^^;)
チケットは前日に購入。1階席と2階席がなだらかにつながっています。
この席の傾斜が微妙、正面なのはうれしいが、リングの前方1/3が見切れ。
リングの一番前方に人がたつと、客席の間からのぞかないといけない状態です。
私の前に小さい子が立ち上がってましたが、かなり辛そう。
プードル芸はちっちゃいのがでてちまちま曲芸をするのかと思いきや、でかい。。
プードル大中小が並んでつながって歩くだけで場内受けてました。
犬のバック転はすごい、ぴょんぴょん体が翻っていました、
犬が立って歩いている間に子犬が股間を走り抜けるとか犬のコンビ芸も
見てておもしろい。
ジャグラーは白く大きなリングのジャグリング、首にちょうどはまるくらいの穴が開いた
穴の2倍くらいの直径のリングでした。首にまとめてはめていると中世の巨大襟のよう。
ふわふわしているらしく投げるとゆっくり落ちてきます。通常のリングに比べて穴が小さ
いので幅が広い、視認性も高くてなかなかよい。アウターフラットが美しい。3リングで
一通りの技を見せた後に、はしごが登場。支えのないはしごにタタタと駆け上ったかと
思うとそのはしごの上で5リングカスケード!
縄跳びは長い縄で大人数での芸、3人で三角に張ったり、4人で十字に張った状態で
跳びます。最後には6人で縄を張ってほぼ全員で跳躍、ええっとどういうパターン?
バランスアクトは新機軸がありました。くるくる回る台の上でのバランスです。身体に布
を巻きつけた状態から布を引っ張って回転をつけ、その状態で身体をくねらせると
回転速度がかわるのです。いわゆるコントーションなのですが、凄い力技、どこでどう
バランスをとっているのやら。
熊はでかい、犬より芸が少ないのにどっかんどっかん受けてました。
アンチボードは所謂フットジャグリング、巨大なボールを回しました。最後にはポールの
左右に階段があり一番上に籠、順繰りにボールを階段の上にあげて最後は籠の中へ。
フェレットは出てくるだけでかわいい、思いのままに走らせられます。まあ走るだけの
芸なのですが、かわいい。
シーソーアクロバットは高さがありました。人より高い2本高足でジャンプして回転!
ちょっと低いが頭くらいの1本高足で2回転!。人は最大何回転?目がついていきません
肩車した人の上に着地(つまり3人が積み重なる)もさまざまなパターン。
最後は、てっぺんに椅子がついたポールを人が持って、その上に人が座り、その人も
てっぺんに椅子が着いたポールを持ち、その上の椅子に対してジャンプ!
前回見たときより楽しめたような、次回も楽しみですね。