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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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書名:日本庶民文化史料集成第8巻
著者:芸能史研究会 (編集)
出版社: 三一書房 (1976)
ASIN: B000J92W76

535ページからはじまる「観物画譜」がすごい。
朝倉無声氏の蒐集した見世物関係の刷り物。
非常にさまざまな見世物が生き生きとした姿で迫ってくる。
竹沢藤次の曲独楽の絵も多数。力持ち、人形、曲馬、いわゆる見世物も多数。
早竹虎吉の肩芸もある。とら、ラクダ、豹、象、などの珍しい動物もある。サーカス、熊の曲芸もあるのは時代を感じさせる。

670ページに肩芸の梯子から横に渡した梯子の上を走りながらボールジャグリングしている姿があるのだが、これがランダムな軌道で10個(^^;)
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題名:見世物探偵が行く
著者:川添裕
出版社: 晶文社 (2003/11)
ISBN-10: 4794965923
内容:(「BOOK」データベースより)
中国雑技の曲芸に軽業、歌舞伎の大仕掛け、カザフスタンのベリーダンス、「滝の白糸」の水芸、ベトナムの水上人形、古舘伊知郎の口上話芸…。古今東西、過去から現在、記憶や記録をたどり、見世物探偵が訪ね歩く、妙芸至芸の数々。見世物を通し重層的に往還する、文化史再編成の試み。



富士ゼロックス社の「グラフィケーション」に連載されたものを単行本化。
世界各地に飛ぶ見世物エッセイといったもの。
曲独楽で二代目竹沢藤次が水芸をしたという記事が載っていた・

P124-126
--
竹沢藤次の本芸は、独楽をさまざまな形で回し、宙に放り投げ、長煙管
や扇子で受け、また、肩の上を右に左にと流す独楽芸だが、この二代目は
弘化元年(1844)の西両国興行で迫り上げ、からくり仕掛け、宙乗りなど
に凝り、派手な演出で大人気を博した見世物芸人である。
そして、そこでは水芸もまた、曲独楽に一段と豪華さを加えていたので
ある。藤次によるこの頃以降の演芸風景を二図かかげるが、ひとつは
伝統の系流から考えやすい穏便なもの、次ページのもうひとつの図は
相当に派手なものである。
後者のほとんどみずだらけといってもいい「龍宮玉取」(龍神に奪われた
霊玉を一人の海女が龍宮から取り返すという、讃岐の志度寺演技とも
関わる著名な伝説)を主題とする図は、自身が水桶にはいって迫りあげ
をおこない周りに水を吹き上げさせたものかと推測するが、正確な演じ
方はいまひとつわからない
--

錦絵の情報は次の通り。
「一流曲独楽竹沢藤次」(国芳画、大判錦絵、弘化元年、筆者蔵)
「松 龍宮玉取水中曲独楽 竹沢藤次」(貞春画、中判錦絵、弘化3年、筆者蔵)

また131ページに興味深い錦絵が。。
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下から囃し立てる口上と綱渡りをしつつ曲手鞠をみせる軽業の女太夫(北斎が、細短冊判錦絵、文政ー天保頃、著者蔵)
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この綱渡りの芸人がやっている手鞠がなんと祇園鞠。左手に扇を持って、
右手で鞠をふたつ操っている。

太神楽が出ている錦絵発見。

222-223ページ

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大道芸、大道物売りでにぎわう、いかにもめでたい江戸の正月を絵画化
した錦絵、右に願人坊主の住吉踊り、中央に丸一の太神楽、左に角兵衛
獅子がいて、さらにその左に女装男子のお万飴売りの姿もみえる。
これらの人々はみな都市の往来と路地を動き続けていたのである
国芳画、「当世流行見立」(大判錦絵三枚続、筆者蔵)

書名:大道芸人
著者:森 直実
出版社: ビレッジセンター出版局 (1997/04)
ISBN-10: 4894360497
内容(「MARC」データベースより):
  火吹き、綱渡り、一輪車乗り、ジャグリング、歌、人形劇、舞踏…
  いつも観客と真剣勝負、路上にすべてを賭けるスゴい奴らの芸人
  魂をご覧あれ。50人の大道芸人列伝。



産経新聞上の野毛大道芸人列伝をまとめて書籍化したもの。
最後に大道芸解説がある。
ジャグリング関係では、マイカアルデン、フライングダッチマン、
バートバンダイク、マサヒロ水野。
水野さんはけんだま、お手玉、江戸曲独楽をこなすとある。
曲独楽やってたんですか?
書名:図説 大江戸おもしろ商売
著者:北嶋 廣敏
出版社: 学習研究社 (2006/03)
ISBN-10: 4054029930
発売日: 2006/03
出版社 / 著者からの内容紹介:
 江戸時代の社会・風俗は現代との共通性を持つことに注目。
 そのさまざまな商売を「江戸商売図会」などの図版を使って
 紹介したり、現在にも繋がる風俗も「浮世風俗志」などから
 ピックアップして、時には川柳もまじえながら分かりやすく、
 面白く解説する



江戸時代の商売を各書籍をもとにまとめたもの。イラストも
各書籍から転載している。
大道芸としては、歯力、枕返し、籠抜け、一人相撲、一人芝居、
居合い抜き、曲独楽、お千代舟、百眼、太平記読み、節季候、
謎解き、曲屁、厄祓い、鳥追いが載っている。

以下は枕返しのまとめ。
井原西鶴の「日本永代蔵」に器用な京男が登場し、枕返しの
曲芸も習得するが、その腕前は本職の古都伝内(いにしえでんない)も
下を巻くほどであったとある。古都源内は寛文・延宝(1661-81)の
役者で枕返しなどの曲芸を得意とした。
枕返しは曲枕ともいい、寛永年間(1624-44)に京都で善次郎と
武蔵というものが始めたという。「和漢三才図会」には木枕を
10個重ね、1本の柱のようにして持ち、その中から好みの枕を
抜き取るととある。善次郎と武蔵は正保年間(1644-48)、江戸へ下り
堺町で興行した。
「ひそめ草」にも記述あり。
延宝(1673-81)のころ江戸には玉之助という名手がいたらしい。
元禄(1866-1704)のころ京都宮川町の子供屋では、芸の未熟な陰間
に枕返しの曲芸を学ばせ酒席で演じさせることが流行した。
江戸では芳町に陰間が多くいたが、江戸小噺などによれば、芳町の
陰間にも枕返しの芸をみせるものがいたらしい。
書名:広八日記―幕末の曲芸団海外巡業記録
著者:高野 広八 (著), 飯野町史談会 (編集)
出版社:飯野町史談会 (1977/04)
ASIN: B000J8VCLO
発売日: 1977/04

横浜市立図書館で発見。
幕末に日本の曲芸団がはじめて海外巡業したときの記録。
サンフランシスコ、パナマ、ワシントン、ロンドン、アムステルダム、
マドリード、リスボンなどを巡業している。
足芸、手品、独楽回しの17人を引き連れての巡業、
ただし妻子などを引き連れているので全てが芸人というわけではない。
日記には芸の内容はほとんどふれられていない。
あかりや水道の仕組みに驚いたこと、女を買いにいって泥棒されて
警察とトラブルになったこと、宿に泥棒にはいられて有り金とられて
しまったことなど、客入りはかなりよかったこと、など旅の波乱万丈
が描かれている。
松井源水ともパリで遭遇したらしい。


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