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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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NDLの古書検索で「太神楽」をキーワードとしたら
「太神楽及御役材木旧記」という文書がヒットした。
次の本の中に復刻されているのがわかったので図書館で取り寄せて
読んでみた。

書名:弾左衛門関係史料集 第2巻―旧幕府引継書
著者:中尾 健次
出版社: 解放出版社 (1995/09)
ISBN-10: 4759240179

全体で4ページ、磔柱・火柱・獄門用木材、穴晒業務費用などの請求書らしい。
「太神楽」の文字が出てくるのはタイトルだけで、内容には一切出てこない。
これってどういう意味なんだろうか???

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名称:立川談志「談志百席」古典落語CD-BOX 第一期
レーベル: コロムビアミュージックエンタテインメント
ASIN: B000BU6OY0

これは10枚組のCDセット。ディスク2の内容は次の通り。
1. 転失気
2. 目黒の秋刀魚
3. 家元の芸人五十選(二)~紙切り正樂と太神楽丸一~

この3つめが聞きたくて国立国会図書館まで行ってきた。
単品販売ならば間違いなく購入しているのだが、10枚セットで15分
だけ聞きたいとなると買うのはちょっと。。。
録音時間は14分33秒、平成16年10月7日録音。
前半は先代と今の代の正樂の話、後半は先代の小仙親方のと仙翁親方の
話。談志家元はかつての名前で仙寿郎と呼ばれていた。
太神楽は年中同じネタをすると言って、そこで掛け合いを再現。
うまい噺家が掛け合いを一人でやると面白い!やはり話芸によって
曲芸全体のおもしろさもかわってくるのではないか。

家元に言わせると、太神楽の競争相手は新体操と世界の芸人!
「きれいな肢体をして顔も良い、スタイルも良い、あれがリボンを
 ほおる。あれを見るとどうにもならなくなるんじゃないか。
   。。。
 ムーランルージュに出ている世界の芸人としてどうだ?」
太神楽の生き残りはきわめてきびしいだろうという口調だった。
新体操は確かに巨大なライバルだろうなあ。



名称:昭和名人芸大全~珍芸・奇芸・ビックリ芸~ 四日目
監督:神津友好(監修)
出演:坊屋三郎/小倉一晁/吉慶堂李彩・李美/キャンディボーイズ/由利徹/ひびきわたる/江川マストン/三人奴/前田勝之助/坂野比呂志

新宿区図書館へビデオを返しにいった際に、キャンディボーイズの部分だけ視聴した。
キャンディボーイズを見るのは初めて、3人とも黒のタキシードに赤い
蝶ネクタイのいでたち。手には傘を持って登場、3人一緒に傘回しから
芸にはいった。BGMはイージーリスニング系が流されている。
なんだか違和感があるのは見慣れていないせいか?
実は私もタキシードで傘回しをしたことがあるのだが、ネタでなく客に魅せるので
あればやはり和服の方がはまっている気がする。
次は一つ鞠、後ろのBGMはそのままで当然ながら口上なし。
トス系の技だけだったのだけれど、口上がないとどうもいまひとつ
盛り上がらないというか、技が小さく見えてしまう。
次は透明な板とコップを使って五階茶碗と卵落としの合体技。
バランスされて、二段に積みあがったアイテムの真ん中の板を跳ね
落とすと卵がコップに落ちる仕組み。
それからナイフによるパッシング、3人で9本でのパス、6本でのパス、
3人で3本のテイクアウト等を切れ目なく魅せてくれた。ナイフに
なるとタキシードに違和感がなくなるのも不思議。
現在は二人でキャンディブラザーズという名前になっているはず。
3人のボーイズの時に見てみたかった。

今日は太神楽教室。
親方から「江戸太神楽滑稽掛合台本」を見せていただいた。
これは國學院大學の学生が先代の小仙親方の追っかけをして掛合の
台本を聞き書きしたものだという。
この中には他の資料に出現しないものだけが収録されているそうだ。
・曲太鼓(すっとんとん)
・鹿嶋の舞(餅つき)
・臼女の舞(おかめ)
・源三位頼政
・七福神宝入船
・栃坊丸(曽我の石段)
・雀踊り

曲太鼓は太鼓演奏と曲撥の組合せ、最後の雀踊りは大演芸まつりで見たもの。
なんだかほんわりしたコントという雰囲気である。
昭和30年代あたりの雰囲気か?味の素やハイミーという言葉は出てくる。
源三位を上演するには歌舞伎の知識がないと雰囲気が出ないかも。
太鼓が叩ければ曲太鼓をやってみたいなあ。


書名:いろものさん
写真:橘 蓮二
文:高田 文夫
ISBN:978-4-309-26880-4 ● Cコード 0076
内容紹介:
落語以外に登場する芸人さんたち「いろものさん」。太神楽、漫才、奇術、紙切りなど、バラエティ豊かで、どこか切なく、昭和の香り溢れる、大衆芸能史上初「いろものさん」だけの写真集!
登場人物:
鏡味仙三郎(太神楽);鏡味仙一(太神楽);鏡味仙花(太神楽);鏡味仙三(太神楽);翁家小楽(太神楽);翁家和楽(太神楽);翁家和助(太神楽);鏡味正二郎(太神楽);翁家勝丸(太神楽);柳家紫朝(粋曲)〔ほか〕

全て白黒の写真集、めちゃくちゃかっこいいのだけれど、なにやら
物悲しい雰囲気も感じられるのはなぜだろう?
全編に渡って写真家のいろものへの愛が感じられる。



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