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ストックホルムには旅行者用の「WHAT'S ON」という無料情報誌がある。英語とスウェーデン語。各種イベント情報が載っている。ジャグリングを始める前にもっとも時間を使っていた趣味は観劇、いまでもそこそこ見ているのでここでは何か見たいと思っていた。演劇情報だけ載っている「Stockholms Teater Guide」というパンフも入手して検討、こちらはスウェーデン語のみ。すみからすみまで読むが、オペラもミュージカルもやってない。筋書きをしらないストレートプレイを見に行くと言葉の壁に敗退しそう。いくつか候補をみつくろってホテルの公共PCでその劇の紹介ページを検索、もちろんスウェーデン語でかかれているので英語への翻訳サイトを経由しての解読を行った。「大道芸人が女の子を拾って、その子をクラウンとして立派に育てる」という粗筋が書いてあるものがあり、写真もいかにもかわいいおねえさんがマイムを行っている風。それがこの写真の La Strada. これから筋を追うのは難しくないだろうし、そうでなくても芸を楽しめるかもと思って見に行くことに決めた。だが場所は公園、まずそこがどこか探すことから始まった(^^;) 幸いなことにホテルの近くの埠頭からフェリーで行けばすぐの場所だった(ということが現地に到着してわかった)
公園の中に可動式の舞台と観客席が設置してあった。だがなんとなくずっとおかれている感じ。前の方はパイプ席、後ろは芝生席で入場無料。芝居開始前には天使の羽をつけたキャストが観客席後ろの方でカードマジックを行っていた模様、私は前方4列目に座ってしまったのでキャストの背中をみるだけだった。芝居冒頭の口上(もちろんスウェーデン語)で「じぇるそみーな」という単語を耳にしたとたんフェリーニ監督の映画作品「道」を原案にしていることが判明(^^;) たしかに大道芸人が女の子を拾う話だわ。
ジャグリングねたとしては、舞台屋上でのローラーにのっての演奏、二人が前後に並んでの二人羽織風カスケード、帽子を入れたランアラウンド、帽子ひとつの技いくつか、短いモップを両手に持った上体で上から背中を通して下に抜ける、それに5ボールカスケード。もちろん「道」お約束の鎖切りもあった。二人羽織風カスケードが秀逸で、前の人間は後ろの人間の両手を外側から握っているだけなのに、まるで自分がカスケードしているように見える。時々手をはずして額の汗を拭っているのもきわめてコミカルに見えた。やってることは単純なのに動きが非常にスムースなので美しいのだろう。やるだけなら私だけでもできる動きなのだが決して笑いは呼べまい(^^;;)
芝居を見に行って筋書きが分かって楽しめた上に大道芸まで楽しめたという一石二鳥の経験だった。
埠頭の隣がチボリ公園という遊園地になっていたので、フェリーの上で記念撮影をぱちり。
撮影時間は21時を回っていた。まだまだ明るい。