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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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題名:見世物探偵が行く
著者:川添裕
出版社: 晶文社 (2003/11)
ISBN-10: 4794965923
内容:(「BOOK」データベースより)
中国雑技の曲芸に軽業、歌舞伎の大仕掛け、カザフスタンのベリーダンス、「滝の白糸」の水芸、ベトナムの水上人形、古舘伊知郎の口上話芸…。古今東西、過去から現在、記憶や記録をたどり、見世物探偵が訪ね歩く、妙芸至芸の数々。見世物を通し重層的に往還する、文化史再編成の試み。



富士ゼロックス社の「グラフィケーション」に連載されたものを単行本化。
世界各地に飛ぶ見世物エッセイといったもの。
曲独楽で二代目竹沢藤次が水芸をしたという記事が載っていた・

P124-126
--
竹沢藤次の本芸は、独楽をさまざまな形で回し、宙に放り投げ、長煙管
や扇子で受け、また、肩の上を右に左にと流す独楽芸だが、この二代目は
弘化元年(1844)の西両国興行で迫り上げ、からくり仕掛け、宙乗りなど
に凝り、派手な演出で大人気を博した見世物芸人である。
そして、そこでは水芸もまた、曲独楽に一段と豪華さを加えていたので
ある。藤次によるこの頃以降の演芸風景を二図かかげるが、ひとつは
伝統の系流から考えやすい穏便なもの、次ページのもうひとつの図は
相当に派手なものである。
後者のほとんどみずだらけといってもいい「龍宮玉取」(龍神に奪われた
霊玉を一人の海女が龍宮から取り返すという、讃岐の志度寺演技とも
関わる著名な伝説)を主題とする図は、自身が水桶にはいって迫りあげ
をおこない周りに水を吹き上げさせたものかと推測するが、正確な演じ
方はいまひとつわからない
--

錦絵の情報は次の通り。
「一流曲独楽竹沢藤次」(国芳画、大判錦絵、弘化元年、筆者蔵)
「松 龍宮玉取水中曲独楽 竹沢藤次」(貞春画、中判錦絵、弘化3年、筆者蔵)

また131ページに興味深い錦絵が。。
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下から囃し立てる口上と綱渡りをしつつ曲手鞠をみせる軽業の女太夫(北斎が、細短冊判錦絵、文政ー天保頃、著者蔵)
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この綱渡りの芸人がやっている手鞠がなんと祇園鞠。左手に扇を持って、
右手で鞠をふたつ操っている。

太神楽が出ている錦絵発見。

222-223ページ

--
大道芸、大道物売りでにぎわう、いかにもめでたい江戸の正月を絵画化
した錦絵、右に願人坊主の住吉踊り、中央に丸一の太神楽、左に角兵衛
獅子がいて、さらにその左に女装男子のお万飴売りの姿もみえる。
これらの人々はみな都市の往来と路地を動き続けていたのである
国芳画、「当世流行見立」(大判錦絵三枚続、筆者蔵)

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