忍者ブログ
初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
kurose
性別:
非公開
趣味:
ジャグリング、観劇
最新記事
最新TB
バーコード
[1066]  [1065]  [1064]  [1063]  [905]  [1040]  [1042]  [1035]  [1036]  [1034]  [1060
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

書名:猿まわしの系図
著者:飯田 道夫
出版社: 人間社 (2010/03)
ISBN-10: 4931388582

内容(「BOOK」データベースより)
猿にこだわり続けた著者が、中世以降の文献、史実を地道に検証し、30年以上の研究成果を経てたどり着いた「猿まわし」の正体とは―これまで賎民の雑芸といわれてきた猿まわしとは、芸能か、神事か。その系図をたどり、従来の学説が見逃してきた真相に迫る。



著者の履歴がおもしろい
KLMオランダ航空に30年勤めたあと、遺跡発掘に従事とある。
この本は、この分野に珍しく?ほとんどすべての記述ごとに元となる参考文献があげられている。
そのおかげで物語としてはかなり読みにくいのだが、そのかわり自分で色々確認することができるのでうれしい。色々な絵本などからとられた猿回しの絵も興味深い。
この本の本質は、7章「猿回しの実体」。
ここでなんと「猿楽は散楽がなまったものではない」と主張している。
日吉大社の古神事につかわしめとされた神猿を使った、天台密教系の降魔法が(止魔田楽)あった。その神事の猿をつかったのが猿回しの祖。降魔法は真猿にごへいを持たせて舞をさせ、魔を払うというようなもので、それには猿の直立歩行が不可欠。その教育が難事であったことから、神社の人が猿に扮して代行するようになる。猿に体型の近いこどもなら、なお好都合であったろう。これが猿面童子というわけである。
正月の祝福芸は千秋万歳と猿舞であった。
千秋万歳をおこなっていたのは陰陽師であり、陰陽師が猿楽狂言を行っていた。
男踏歌から千秋万歳が生まれた。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]