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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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100年サーカス報告会に参加。会場のニューロカフェは外苑前から7分程度の場所。
地図を見てきたがちょっと遠いけれどなかなか良い雰囲気のところ。




題名:100年サーカス報告会-ジャグリングとサーカスの創作を現代日本で試みようとすることの課題と展望
日時:2013年1月11日19:30-21:30
会場:ニューロカフェ東京
料金:一般1000円、日本ジャグリング協会員無料
座席:最後列

会場は写真撮影可、録画・録音禁止。満員でこんなかんじ。



☆概要
 ことでん工場という特別な場を利用し、あえて昼と夜で異なる場を作った
 昼夜ともに満員3/4が県内、1/4が県外
 協賛 法人26社個人33人
 地元メディア全てが取材に来た
 http://www.100nencircus.com/

☆これまでの経緯
 2011年5月から 一般市民向けに現代サーカス普及活動
 異業種交流会などさまざまな接点から実行委員会立ち上げ
 公演会場探しで難航、「ことでん」の役員の方で若い方がやってみようか!だが会社の了解取るまで半年かかった
 公共交通の場なので、誰でも来れるような敷居の低い形にしたいと価格設定。

☆構想
 演出は目黒さん!ながめくらしつの映像をみて演出をしてもらうなら彼!
 音楽は松本の市民芸術館で一緒になったシカラムータさん
 地元の長谷川愛実さん、までが当初の構想
 田中さんのたっての希望で、高松で活動するジャグラーたちの出演を目黒さんに了承してもらった
 こだわりとしては会場がことでん、生演奏、エアリアルを入れたかった
 新しいけれど、新しすぎない懐かしさが残る雰囲気を作りたい

☆反省点
 ボランティアによる運営の典型的な課題が発生
 現役工場なので経った二日しか時間が取れない
 チケット価格の設定、収支が満員でもペイできない
 稽古場がなかった、全員のスケジュールをあわせることが難しかったなど課題はあった

☆今後は
 瀬戸内サーカスファクトリー
  作品を作る場を作りたい。
  点ではなく複数の面になりたい
 地域の人が参加して支える仕組み
  運営、技術、舞台、デザイン、一般の人がサーカスにも身近にかかわれるプログラム、社員研修など。
 2013年は拠点になる場所を、探しているところ
 2014年スポンサーとか助成を探し始めた

☆はじめは
 最初話がきたとはジャグラーが目黒さんだけだった
 もうちょっと増やしたいということで信頼する二人に参加してもらった
 ひとりひとりがうまいからといって一緒にできるとは限らない
 目黒さんはYuriさんは一緒にやったことがあるがあきらさんとは初めて
 一緒にできるような人になっていってという関係を半年くらいやっていった
 人間関係はすごく大切、実行委員会が高松にあり練習が東京なので、なるべく
 写真を取ってフェイスブックなどで状況を把握しあいましょうとしていた

☆構成全般について
 ただ投げる、動く、取るみたいなやっていることは凄く単純、パターンとしては3つくらい
 そういうのを左と右をかえてとか、そろったりとか組み合わせをかえた
 それから先はどうするかは若い人たちに任せた。
 普段の作り方だと曲が決まって、どの部分でこうしようと決めている
 今回は違い曲が決まるのがぎりぎりになった、
 通常はこの技を失敗したらどうやろう、1個1個きめておく
 クラブパスで2カウントで落としたら、せいの!でやりなおすが、ボールだとカウントがあまりないので、
 どの時点で落としたらどうするか1個1個決めていった
 
☆Yuriさん談
 去年の3月のながめくらしつの公演で目黒さんと共演したのがご縁でこちらに出演させていただいた
 目黒―Yuri,Yuri―あきらはやったことがあったが、目黒ーあきらの組み合わせがなくて最初苦労した。
 今までやってきたことをベースにしながら、具体的な個々の技を拾いながら決めて行った
 二人の組み合わせを変えると、全く同じ動きをすることがないし、口で語ってもうまく伝わらない
 人に依存する感覚が染みついているとなかなかできない
 人をかえて同じパターンをやるときも、ボールの個数だけきめて一からできることを拾っていく
 その中で自分の納得のいくものを少しずつ積み重ねていく
 これを投げたら次どうする、というのを一個一個確認しながら時間軸を伴うものにしていき、何回もアレンジしていった



☆あきらさん談
 10年以上互いに存在を知っていたが話したことがなく、実際に練習を始めたのが昨年6月
 Yuriくんとはいちどやっていたので感覚をつかんでいたが、目黒さんとは全く初めての状況で
 ほんとに最初はどうやって作っていくのか、手探りだった
 ながめくらしつでやっていたテクを覚えるとか、ふたりの練習風景を見てこんな感じかなあとか。
 最初の一カ月はさぐりさぐり。人間的にも打ち解けてないまま
 おわったあとは非常に楽しく、これからも一緒にやっていきたい



☆遠距離による難しさ
 地元ジャグラー3人はいって、6人のシーンがいっぱいあるので遠隔地の問題が発生
 9月くらいに高松に行ったときに、地元の方々の力量をなんとなく理解
 こんな感じの流れ、という動画を4-5個とって、youtube のリンク限定公開でこういうのをやってこい、
 実際5人6人で集まったのは2日前の深夜
 東京では代役を呼んで練習。
 現地の子も頑張っていたが、できるかわからないものもあった
 合わせる時間がほとんどなかった。
 目黒さんは演出家兼出演。演出助手もおらず、ひとりで走り回らねばならなかった

☆ジャグラーと他のメンバーの絡み
 パッシングしているだけではなく、その間を愛実さんも絡む
 ジャグラーだとパス通ってるだけじゃないかという所、彼女の身長より高いところを投げているのに怖がられた
 ジャグラーとしてはやり慣れてしまっているのでどのタイミングで通るのだよと説明するのが難しい
 なぜ通れない?とかちょっと嫌な感じになっていた。
 本番当日はものすごくばたばたしていた。彼女は直前に通る練習をしないまま当日を迎えてひやひやした
 ジャグリングのリングとエアリアルのリングがうまく繋がって演出的にきれいな場面だった

☆演奏リーダの大熊さん談
 最初はなぜ高松?と思った
 行ってみたらおもしろい空間。工場で生きた道具が、パーツがある
 工場っておもしろい。道具がきらきらしている。そういうところでものを作るのってステージっておもしろい



☆会場のことでん工場について
 ことでんの社員がものすごい掃除してくれてきれいになる
 使用前使用後で見るとものすごくおもしろい
 スタッフの人、設営・美術の人も大車輪で活躍した
 舞台装置、半円形のホームを作った、目黒さんのアイディア
 6月くらいに行ったときは、電車3両ある工場だった
 最初はいったときに。くさい!気分が悪くなる人が出るだろう。
 最後はいい感じでまとまった
 下見に大熊さんがきてくださって、目をきらきらしていて、単なる鉄道ファンになってしまった。
 映像の電車も大正時代、ちゃんと動いている
 ことでんは全国のいらなくなった車両を買い取ってきてやっていた
 パンタグラフは最初下がっていた。ことでんのひとたちがざわざわして、下がっているとカッコ悪いよね!
 ということで急きょなおしてもらえた

☆音楽について
 スケジュールがあわなかった。バンド全員がそろったのは本番のみ
 曲の差し替えもあった。基本的にはお互いの持っているものをうまく組み合わせてできた
 一緒にやったことがあるし、目黒さんがシカラムータファンだったので一緒にできるいいマッチだった
 知らない人だとコミュニケーションするまで時間がかかった
 すぐに中身の話ができた
 曲を選ぶと演技とあわせないといけない
 1曲だけ自分たちの曲だけど編成が小さいので生で演奏できないものがあった
 バックトラックを録音しなおして生とミックスする方法を取った
 これをする作業する時間があったのか?ぎりぎりになった
 結果として新しい試みができて、舞台の中でも録音と生が交差するシーンがかっこいい
 本番はたいへんだったのだがどうしてもその曲を使いたかった
 皆で料理を作っている感じなのだけれど、具材はどんどんできていくが
 最終的に料理するのは直前までたいへんだった。
 練りこみが足りなかった、ランスルーができなかった

☆ゲネプロができなかった
 前日も夜遅くまでやって目黒さんは帰る気はなかったが、他は帰りましょう!
 残りは次の日になって。開場10分前までどうする?
 劇場を使えるのが2日しかないというのは無理だった
 大きなトラブルが何もなくできて本当に幸運だった
 しかしこれが常態化できるわけではない。
 ジャグリングできる状態ではないと思ったが奇跡的に落とさなかった。
 皆こうなったらこうしようと全部決められなかった

☆生演奏
 高松のひとの感想、音楽が生で合うということが衝撃だったらしい。
 サーカスで生演奏があると、古いサーカスでも凄く温かみがある
 単に音が鳴っている以上の温かみがある。
 お客様を客上げしてリングを首にかけるシーンで、投げたときにシンバルで音入れ、それがワクワクを作り上げた

☆ちゅうサンの役割
 ストーリーテラー的にはいってくれて、新しい部分と客を繋いでくれた
 ちゅうサンがいないとできないと思っていた
 実際はいってもらってよかったし、子供たちがちゅうサンが出てくるだけで立ち上がってしまう

☆ちゅうサン談
 タンタンさんと差をつけようとして行きすぎた。
 全体的には最後の拍手のぶわっとくる感じが今までなかった拍手だった
 演技面のところで深く突っ込んだ打ち合わせや練習をしてない
 どういうふうにやっていったらいいのかわからなかった
 時間が足りなかった。



☆観客の感想
 観客の湯川さんの感想、湯川さんは目黒さんのステージをすべて鑑賞
 最初は東京から高松まで行くことになってなんで高松まで?
 実際行って、ことでんに乗ると意外と高松に人がいるなあ、ローカル電車なのに人がいるなあ、と思っていたら
 皆サーカス見にきたお客さんだった
 そこで凄い物を見にきたんだと思えた
 会場はいったあとでも、会場の雰囲気がサーカスらしく、はいってすぐのめりこんだ
 公演の内容も準備不足に思えなかった。
 初めて現代サーカスらしいものができそうだ!
 いままでこういうのができなかった、これからもっとできるかも
 という希望が感じられた。わざわざ高松まで行った甲斐があったと感じた。


☆今後の活動
・田中
 100年サーカスはこれ1本で終わりではない
・目黒
 今回ほど大掛かりではないが、ジャグリング以外の人、ミュージシャンその他パフォーマと一緒に作ったらおもしろい
 ジャグリングでやりたいことがものすごくいっぱいあるので何か
 もし一緒にやりたい人がいれば声をかけてください。
 ながめくらしつ番外編というオムニバスでいずれ一緒にやりたいなと思う人を呼んでやる
 その人が何をするのか、ながめくらしつみたいな皆でやるのを両方やりつづけられるといいな

以上


これは会場で販売していたクッキー。食い損ねた Orz







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