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初老初級ジャグラーの日記です。 ジャグリングを始めたのは2004年。ボールと傘を中心に投げたりまわしたりしてます。2005年1月にクラブを始めましたが、いまだに3クラブカスケードしかできません。花籠鞠、一つ鞠も始めましたが、まだ基本パターンもできません。 技の習得には通常言われている期間の4倍から5倍かかりますが、投げていること自体が好きなのでじわじわ続けています。
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題名:ホーチミンサーカス
日時:2010年12月30日19:30-(21:10まで見ました)
劇場:ホーチミンサーカス特設テント?
料金:60000ドン(約240円)
座席:客席中央4列目
番組:
  ハットジャグリング
  女子4人組組体操
  マジック
  クラブパッシング
  犬の曲芸
  軟体
  風船配布
  一輪車、ミニ自転車乗り
  フープ
  男女二人組ティッシュー  
  男子5人組組体操
  大一丁ブランコ
  ハンドトゥーハンド

このテント、ホーチミン市の真ん中にある公園の中にあると掛かれていたので、
場所を掛かれた地図をもって歩いていきました。
でもいけどもいけどもテントは見えず。。。
年末のせいか公園はお祭り状態で各種の屋台が出現、エアロビみたいな集団や、
羽を足で蹴る遊びの集団もおりました。
セキュリティガードのおじさんに地図を見せてどこだ?と聞いてみますが、こ
こだと地面をさされて、いやいや「サーカス」というとあっちと指をさされた
ので勇んで歩いていくと、屋台しかないOrz ひょっとして屋台勢力に負け
てテントを畳んだ?

もう一回別のセキュリティに聞くと今度は別の方向をさされ、そちらへ行けど
もなにもなしOrz もういちど人に聞いてこれでなかったらホテルに帰ろう、
と思っていたら、ありました。公園が途切れた場所にあるロータリーの向こう
側に。明かりもないし、これはわかりませんわ。結局公園を一回りしてしまい
ました。
近くでお茶をして探索の疲労を解消して戻ってみるとバスが横付けされて子供
たちが続々とおりてきていました。これは制服姿?子供たちの声を聞くとなん
だか楽しくなってきますね。

劇場は典型的なテント小屋、チケット代は4万ドンと6万ドンの二種類。自由席
ですがカテゴリ分けがあるようです。
チケットを買った時にもらったちらしには20000ドン割引券がはいっていました。
どこかでこのチラシを拾えていればもっとやすかったのかーって80円程度しか
違わないわけですが。
公式Webサイトでは18時開演と書いてあったのですが、行ってみたら19時半
開演でした。




テント内にはいるとまだまだ閑散としていました。約2割程度の入り。当然な
がら子供連ればかりです。その後子供たちがはいりはじめると、突然にぎやか
になります。一気に人気のショーを見る感じに変わりましたよ。この雰囲気が
一番近いのは、日本では大きなお友達がいない戦隊ショーでしょうね。
場内では扇風機がたくさん回っています。子供がどしどしはいってきます。
子供会貸し切り?といった風情。皆興奮しまくり!制服姿、普段着姿の子供が
入り乱れています。ワンベルがなると、わーわー、照明が一旦暗くなるともう
大歓声。
公式Webサイトやチラシにはパフォーマンスにストーリーがあるように書かれ
ているのですが、さてどのように実現されているのでしょうか、興味津々です。

司会はアオザイ姿のおねえさん。背広姿のおじさんも後ろにたっているのです
が、団長なのでしょうか?
オープニングはキャスト全員によるダンスと顔見せの曲芸。このダンスはもう
ちょっと頑張りましょうという感じ、もうすこし揃って溌剌としていればなあ。
空中にはティッシュー、それに吊りの妖精?、そして妖精の粉みたいなものが
撒かれておりました。



最初の番組はソロのジャグリング。出だしは1ハット、3ハットで各種の技を
行って最後には6ハットファウンテンまで。体の動きとハットの動きがぴしっ
ときまっていて美しい。投げながら手元でスピンや、パンケーキとノーマルの
混合などが自然み見えていました。次は5リング、5ボール。5ボールはマルチや
ハーフシャワー、腰の後ろにつけた駕籠で最後のボールをキャッチ。最後はフ
ライングハットの4シャワー、リングの中をくるくるまわってエンディングは最
後の1個を客席のに飛び出してキャッチ!



次は、女性4人の組体操、組体操では土台のキャストと上に乗るキャストで明
らかに体の大きさが違うのがよくあるパターンですが、ここでは皆ほぼ同じ大
きさでした。3人をしょってしまう土台の方お疲れさまです。



お次はマジック、空の箱や袋からの出現系多し。今までと目先がかわって拍手
も。ただ芸のつなぎが淡々と行われていたのでなんだかちょっともったいない。
次にでてきたのはクラウンぽい二人組、クラブ3つのテイクアウトをコミカル
な味付けで行っていきます。笑わせる方向に重心がいっていたようで技はかな
りシンプルなものでした。それから6クラブパッシング、観客をひとり募って
真ん中にたたせて口に花をくわえさせました。そして観客をはさんでパスを行
い、クラブを花にあてる!8クラブパスで終了。



いかにも伝統的なサーカスらしかったのは犬の曲芸。小さな犬ばかりで、まず
は輪くぐり。それから黒板と机をもってきて教室風景。犬たちは机の前にすわ
ります。黒板で足し算や引き算をみせると、足をあげて、答えの回数だけ吠え
る、、はずがなかなか(^^;)ちょっと不発っぽい感じでしたね。



軟体は女性ひとりが台の上で回りながらのパフォーマンス。
エンディングは体を蝦反りした状態で足で弓を引いて矢をとばし、風船を割る!
こういう芸があるのは聞いていましたが、目の当たりにするとやっぱり感銘受
けますね。
テント内が阿鼻叫喚の図になったのは、この後クラウンが風船配りをはじめた
とき。観客の半数が風船をとりに駆けだしたかもしれません。リング内のクラ
ウンが子供たちに押しつぶされそう。物の魅力って本当に大きいものですね。
たいていの芸が負けてしまいそう。それから子供参加で一輪車、ミニ自転車乗
り。
フープはよくあるパターンでしたが、かなりきれいに回っていました。しかも
このおねえさんが出演者の中で一番美しい!最後の決めは大量のフープの同時回し!
男子組体操は、二人組で土台を作り、その上でトンボを切るパターンが多かった。
この演技終了時点でお子さま団体が大勢帰っていきましたよ。

空中ブランコは大きなブランコがひとつ、2段で、その下にロープでぶら下が
れるようになっていました。ブランコの上で組体操やぶら下がった紐を口でく
わえてくるくる。。




次はきれいな筋肉の男二人ハンドツゥーハンド。この時点で同行者が力つきた
ので帰りました。通常のサーカスよりはだいぶジャグリング成分が多い番組構
成でしたね。物価水準が異なるとはいえ、この価格でこのパフォーマンスであ
れば十分見てよし。
私が好きだったのはハットジャグリング、軟体、フープ。
さて、ちらしにかいてあったストーリーはどこに?今回はひょっとして子供会
向け特別バージョン?謎はつきません。
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題名:江戸太神楽其の十六
日時:2010年12月16日18:30-20:25(途中休憩あり)
劇場:文京シビックホール小ホール
料金:前売2000円(招待券で見させていただきました)
番組
 日舞+二本撥
 うんぷてんぷ
  (仲入り)
 獅子舞
 撥の組取り
 茶番
 一つ鞠
 桑っぺら
 曲独楽
 輪の組取り





8割程度の入り。TV撮影もはいっていました。いつ放映されるのでしょうか。
オープニングは菊仙さんの日舞に二本撥の曲芸をいれたもの。なかなか良い感じの
趣向なので、来年はバージョンアップしたものを見せてほしい。舞の中に投げもの
をちりばめればもっとおもしろいかも。





うんぷてんぷは初見。太神楽、バランス芸・ハンドトゥハンド、三味線・バイオリン
のユニット。傘回し、バランス、花籠鞠、デュオ演奏、咥え撥土瓶、ハンドトゥハンドと
その間にちょっと寸劇、バラエティに富んでいて見あきない。
生音の威力はすごいですねえ。




二部は万燈を持って客席内練り歩きから。社中全員での獅子舞と演奏。
次は撥の組み取り、3人で3本から6本、2人で6本。




茶番は親方と仙次さんによる太鼓の曲打ち。いいなあ曲打ち。


一つ鞠は花仙さん、衣紋流しに挑戦してちょっとがんばりましょう、
来年はちゃんとやるので皆さんきてくださいw
くわっぺらはいつもどおりはらはら。
曲独楽は小さい子にお手伝いしてもらって糸わたり、よくやった>ぼうや
最後はキャスト総出で三本締め。
来年も楽しみです。



題名:ジャグリングステージ チャンネルppqp
日時:2010年10月30日 17:00-17:50
劇場:調布市 せんがわ劇場
料金:無料
座席:客席中央
監督・演出:瀬田カズヒロ
助監督:iku
演出:Poikeda
出演:にしのじゅんじ、田中ヤスト、岡本飛び地、佐藤ゴロー、石原ユキヤ
   市松、暇人久町
音響:球磨川至
照明:ゆず
運搬:植野
撮影:淡路達人、糟谷
受付け:おのあ、ゆい
開場誘導:植野
チャンネルppqpに寄せて(監督 瀬田カズヒロ):(公式Webより)
  今回のステージは、道具を操る(=ジャグリングする)ことによって見えてくる
  「 形、パターンとそのイメージ 」がテーマです。
  道具をとにかくたくさん投げる、ではなくて、ある道具をある条件で操った時に見
  えてくる形や、パターン。そして、それはただの形ではなく、音楽や照明によって
  何かのイメージに結びつくかもしれません。
  形、パターンについて表現、挑戦するステージに。
  いろんなイメージが、チャンネルの様に切り替わっていくステージに。
番組:(公式Webより)
1.オープニング
   ppqpの文字を模した道具を用いたパフォーマンス。
   ステージテーマであった、ジャグリング、パターン、形(イメージ)を木琴の音
   を節目に、さまざまな動きで表現。演者が話しだしたり、笑えたりと、このステー
   ジの要素がすべて含まれている重要な演目。
   出演:瀬田カズヒロ iku Poikeda 岡本飛び地 田中ヤスト
2.フープ
   いつくかの輪からうまれるパターンが印象的な演目。ダイナミックな動きの中
   で、細かく丁寧に作り込まれたパフォーマンスとなった。シンプルな動きを、人の
   配置や 組み合わせで魅せて行く手法が随所に見られ、演目の特徴となっている。
   出演:岡本飛び地 瀬田カズヒロ Poikeda
3.イス
   すそが広がっている円柱状のイスを用いたパフォーマンス。転がす、投げる、被る
   といった要素が生まれ、特に”転がす”では円を描いて戻ってくる特性を利用してさ
   まざまなパターンが見られた。またパフォーマンスの雰囲気を成り立たせたの
   は、出演者個々が持っているステージ上での自然なキャラクターであり、それが重
   要なエッセンスになっている。
   出演:石原ユキヤ 田中ヤスト iku
4。スティック
   線を動かして見えてくる形に注目したパフォーマンス。道具同士のすべりがよい
   木製の丸棒を使用している。主に受け渡しを利用して、2人から5人までのパター
   ンと形を追求。道具は違えど、随所にクラブパスなどでの経験が生かされている演目。
   出演:iku 佐藤ゴロー 田中ヤスト 瀬田カズヒロ Poikeda
5.ボールチーム
   ステージ唯一の映像作品。毛糸玉状のボールを5人がパスし合うことで、せんがわ劇
   場内の通路いっぱいにレースを編み上げてゆくパフォーマンス映像。
   CrossとTwistという2つのみのパスパターンでありながら、そこから複雑な形が現
   れて行く映像は、このステージのテーマを強く印象づけた。
   出演:田中ヤスト 暇人久町 瀬田カズヒロ iku Poikeda
   撮影:にしのじゅんじ 植野 球磨川至 ちょろ
   撮影協力:ゆず
   編集:瀬田カズヒロ
6.プレゼン
   映像とジャグリングを融合。簡単なプレゼンテーションの後に紹介されたの
   は、ジャグリングするボールをカメラでとらえ、リアルタイムに画像処理してボー
   ルとボールの間に線を引くという作品。ステージにプロジェクターで画像処理結果
   を表示し、ジャグリングするボール同士の動きから新しい形を作り上げた。
   出演:瀬田カズヒロ にしのじゅんじ
   パソコン操作:糟谷
   プログラミング:瀬田カズヒロ にしのじゅんじ 糟谷
7.ルナライター
   LEDが取り付けられた長い棒を用いたパフォーマンス。棒の端にはスイッチが取り付
   けられ、経過時間によってスイッチを押した時のLEDの点滅パターンが異なるように
   制御されている。道具の配置、動かし方により様々な模様、イメージが浮かび上
   がった。
   出演:にしのじゅんじ 田中ヤスト 岡本飛び地 佐藤ゴロー Poikeda
   道具制作:にしのじゅんじ
8.ポイ
   日本ジャグリング協会主催による Japan Juggling Festival2010では広幡杯を受
   賞したトポイロジーによるパフォーマンス。動きの中で、回したポイをキャッチ
   し、紐の部分を利用してさまざまな形を作り上げていった。
   出演:Poikeda 岡本飛び地 市松 暇人久町
9.エンディング
   ステージの最終演目としてのパフォーマンス。道具を一切使用せず、人と人とが
   関わり、つながりを表す自然な動きがじわじわとパターンになる様子を表現。最後
   の閉演に至るまでもパターンで表現。
   出演:瀬田カズヒロ iku Poikeda 岡本飛び地 にしのじゅんじ
   田中ヤスト 佐藤ゴロー 石原ユキヤ 市松 暇人久町

オープニング、p という文字をもったひとたち、p を裏返せば q になるのですね。
個々の番組のアイディアはかなりユニークでおもしろい。ジャグリングの技を見せる
というよりパターンの美しさを見せるという感じ。凄さや不思議ではなく、美しさ
を狙ったというところでしょうか。水芸の美学に通じるような気がしましたよ。
番組間の繋ぎも色々工夫してあります。ただアイディアの素晴らしさに見せ方がつい
ていけてない場面があったは残念。これも何度か回数をこなしていくと完成されてい
くでしょう。次回公演とか再演とか希望!

ppqpの中の人のつぶやきも。。

>チームパフォーマンスは難しい事が多いです。まず練習にメンバーが揃う、という
>のが前提で、社会人であったり、結婚していたりするとなかなかそれが難しく、そ
>の意味で誰がいつ来れるかを把握しておく事がとても大事でした。

   社会人のチームパフォーマンスは本当に至難の技でしょう。
   まったく頭が下がります。


>「それは次のステージで、、」というのが、何かの提案に対する、メンバーの、や
>んわりとした断り方として定着しつつあります。次のステージって。。(次のス
>テージは全く未定です。)

   次のステージをぜひともよろしく!



題名:錦秋十月大歌舞伎夜の部
劇場:新橋演舞場
日時:2010年10月11日17:00-21:00(途中休憩あり)
料金:1等15000円
座席:1階1列30番
番組:
一. 近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
  盛綱陣屋

           佐々木盛綱  仁左衛門
           高綱妻篝火  魁 春
            信楽太郎  三津五郎
            伊吹藤太  錦之助
           盛綱妻早瀬  孝太郎
             四天王  男女蔵
             四天王  宗之助
             四天王  薪 車
             四天王  亀 鶴
            竹下孫八  進之介
          古郡新左衛門  友右衛門
           盛綱母微妙  秀太郎
            北條時政  我 當
          和田兵衛秀盛  團十郎

  七世坂東三津五郎 五 十 回忌
  八世坂東三津五郎 三十七回忌追善狂言
  九世坂東三津五郎 十 三 回忌
二、神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり)
  どんつく

           親方鶴太夫  團十郎
          荷持どんつく  三津五郎
             門礼者  梅 玉
             白酒売  魁 春
              芸者  福 助
             太鼓打  巳之助
              子守  小 吉
             太鼓持  錦之助
             太鼓持  秀 調
             田舎侍  左團次
              大工  仁左衛門


三、艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)
  酒屋

           お園/半七  福 助
              三勝  孝太郎
           半兵衛女房  吉 弥
             半兵衛  竹三郎
              宗岸  我 當




三津五郎の解説がイヤホンガイドで流れていました。
--
養女で御殿奉公すると、御殿で芝居の噂話をする。姫がその話を聞
いて見たくなるが、もちろん芝居小屋にはいけません。
そこで腰元が練習して広間で見せるようになった。この練習の先生が
そこで板東家、狂言師が指導だけでなく出演もした
芝居がお大名の奥向きにはいったことで武士と町民との境が低くなった
板東家がその仕事で垣根を低くしたと言えます
どんつくというのはなんだ?
うんつく、どんつく、田舎ののんびりしたひとたちをさした悪口。
それから転じてどんつくはこっけいなものをさすようになりました。
大道芸では、親方がいて、それにたいして道化がどんつく。
この「どんつく」は大道芸のこっけいな動きを中心とした風俗舞踊。
--

筋書きの41ページには次のようにありました。

--
「神楽諷雲井曲毬」は弘化三(1848)年、江戸市村座で初演された
常盤津舞踊です。作詞は三世桜田治助、作曲は五世岸沢式佐です。
通称「どんつく」と言われる所以は「鈍な男」という意味と団扇太
鼓を叩く音を形容しています。
また太神楽で太夫の後見をする荷物持ちが「どんつく、どんつく」
と囃しながら踊ることにも由来します
--


つぎはお待ちかねの花籠鞠。追善興行ということでオールスターキャスト
のかなり豪華な番組となっていました。
丸一の太鼓に大麻、親方は紋付帯刀で尻っぱしょり、青いパッチをはい
て、背中の帯に撥を2本はさんでいます。黒紋付の背中に赤い撥、諸肌
脱ぐと真っ赤な襦袢。かっこいいなあ。
後ろに飾られた花籠鞠はかなり使われた風情、まんなかの台の下の輪が
みどりの斑模様籠は竹の色そのまま?一番高い皿は斜めに傾いて鞠を投げ
いれやすくなっているようです。
親方が2本撥をすると、どんつくが棒状のささらで同じような格好をしな
がら音を立てます。
錦絵にあるまんま、撥で髷をひっぱる光景も展開されておもしろい。
どんつくに太鼓を持たせて親方が叩こうとして、持ち位置が上すぎる、
下すぎる、といった太鼓の茶番のお約束もはいってます。
舞台中で二本撥の曲芸がはいるのですが、それは御愛嬌。片手で1本
投げて、糸操り、撥を交差したままほおり投げたり、交差した状態から
撥を回転させたり。どんつくは撥がくっついて見えるのを竹?に挟みこん
でしまってくっつけてしまいます。指車も若い者がちょっと。
どんつくは親方の劣化コピーをしてみせて対比を楽しむ、という構図
なのでもうちょっと親方に頑張ってほしい気もするのですが、練習時間
考えるとやむをえないところなのでしょうか。投げではなく所作にはいる
と突然美しくなるのがさすが歌舞伎役者と思いましたです。

花籠鞠はかなりまともな纏い振りからはいりました。花籠鞠持って踊る
のは良い。肩に載せて回って見せるのもきれい。1個の鞠を使って籠に順番
に入れていき、最後は手で針にぐっさり(^^;)それなりに形にまとまって
いて感心しちゃいました。

筋書き42ページには曲芸の囃し文句が載っていました。

----
再び鶴太夫とどんつく、太鼓打の3人が踊り始めると、鶴太夫は太神楽の
曲芸を始める。

抜けつ潜りつヒョイと止まった
柳に燕籠に 手毬のしゃんと来い
落ちたら恥よ 落としたら拾お袋持

続いて、どんつくが田舎踊りを始める。

其様好えなら己も好え それで世の中どんと好い
どんつくどんつく どどんがどん 

----

花籠鞠以外では(^^;) 、白酒屋の言い立てがおもしろい。
エンディングでは全員でどんつくの振付をどんどん真似ていきます。とて
もこっけいで華やかな幕切れ、ごちそうさまでした。

イヤホンガイドの解説につっこみたいところはありましたが、まあ。。
ところで、筋書きの花籠鞠のイラストは現在の形とは似て非なるものになっ
てしまっているんですが、元ネタあるのでしょうか?


筋書きの84ページにどんつくの英語解説が載ってました

----
`Dontsuku` is an insouciant genre dance
depicting a scene of the Edo period centered on dance by street
entertainers who are surronded by all manner of Edo citizenry as
they pass by. The full name of the number is `Kagurauta Kumoi no
Kyokumari` but it is known almost exclusively as just `Dontsuku`.



Conspicuous among them are Tsurudayu, the boss of a troupe of
Daikagura street entertainers, a "taiko" drummer, and a
porterservant known by the nickname of Dontsuku.
Brisk movements of the troupe boss, who is a born Edokko or Edo
native, and contrassting slow movements of Dontsuku,
a country fellow, invited laughter from the spectators.
Before long, the "shirozake" white sake peddler's sales stunt
starts and each spectator demonstrates his specialty performing
art. Soon, Tsurudayu's troup starts performing acrobatics.
While a stunning atunt with a caged ball is performed. Dontsuku
appears awkward.
Following this stunt, Dontsuku performs a country dance of his
native village. Though Tsurudayu and the taiko drummer try to
imitate him, they cannot dance as well as Dontsuku.
All the spectators are takenaback by Dontsuku's light, witty,
smart performance.
----
こんにゃくえんまと小石川伝通院が中心となって開催されている文京朝顔・ほおずき市

大道芸ステージも二箇所つくられていました。
所用があってみれたのはふたつだけ。


GちょこMarble

ハンドトゥハンド、ビッグバルーン、椅子積み曲芸で30分。

ハンドトゥハンドはきれいにきまっていたのですが、シャッターチャンスを間違えたOrz



バルーンは楽しい。



椅子積みは迫力ありますねー



お疲れ様でした。



次は次はJuggler Labyさん。

ディアボロ、コンタクトでウォームアップして、クラブ3・5 、チョップでオトピタっていいですねえ。ステージ後方から見てると子供たちの視線が吸い寄せられていくのがわかって興味深い。



はしごのりクラブ、ボール3,5,7。



バランス芸がはいると迫力が増します。
最後ははしごの上に直立!



ハッピー吉沢さんはほとんど見れず。冒頭の2分ほどステージ前に佇んだだけ。この炎天下で歌舞伎の格好はお疲れ様です




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